ソン・デグァン夫妻は2009年、2人が所有する忠南(チュンナム)にある土地を開発し分譲するとして、投資金名目でカナダ系韓国人のA氏から3億7000万ウォン(およそ3200万円)を受け取った。しかし、開発することなく投資金も返金しなかったとされる。
夫妻は、この地域にホテルとソン・デグァンの公演会場などを建てる予定だと雑誌などでも広報していた。しかし、該当敷地にはおよそ130億ウォンの根柢当権が設定されているとして開発を進行しなかったと調査された。
A氏が入金した分譲代金の中から、イ某氏が出金した1000万ウォンの小切手4枚がカジノ店で発見されるなど、投資金が土地開発ではない他の目的で使われていたと警察は発表している。
A氏は告訴状で「ソン・デグァンが直接モデルを務めた不動産開発の広告を見て、知人と共にソン・デグァンの自宅を直接尋ねて契約した。しかし、2~3か月経っても所有権移転の登記がなされず、許認可さえも受け取れなかった」と主張した。
警察関係者は「ソン・デグァン氏の夫人(イ某氏)は、罪質は悪いと判断して拘束礼状を申請した」とし「10日間ほど補強捜査をした後、起訴意見で検察に送致する計画」と伝えた。
なお、事件を担当している竜山警察署はことし6月、ソン・デグァン夫妻を起訴意見で送致する計画だったが、検察指揮により補強捜査を行ってきた。
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