【ソウル聯合ニュース】「躍動する仁川から共に飛ぼう、世界へ!」――。
 韓国最大のスポーツの祭典、全国体育大会(全国体典)が仁川市で18日開幕し、24日まで熱戦を繰り広げる。今年で94回目を迎える大会は全国17の市・道の代表選手団、在外同胞ら3万人余りが参加する。
 開会式は18日午後5時10分から仁川文鶴競技場で開かれ、仁川の「躍動性」をテーマに多様なパフォーマンスが行われる。
 同市は今大会を通じ韓国の経済の中心地としての地位、準備が進む来年の仁川アジア競技大会をアピールする計画だ。アジア大会に向けインフラを点検するだけでなく、アジア大会に出場する選手の実力を試す機会になる。
 今大会には世界トップレベルの韓国代表選手らが多数出場する。仁川の看板スター、北京五輪競泳金メダリストの朴泰桓(パク・テファン)は2008年大会以来5年ぶりに出場し、5冠を狙う。射撃ではロンドン五輪で金メダルを二つ獲得した秦鍾午(チン・ジョンオ、釜山)、アジア大会3冠を狙う李大明(イ・デミョン、京畿)にも注目が集まる。
 体操では梁鶴善(ヤン・ハクソン、光州)が出場。新体操界のスター、孫延在(ソン・ヨンジェ、ソウル)は今年初めて女子一般の部に出場するため注目される。
 アーチェリーではロンドン五輪金メダリストの呉真ヒョク(オ・ジンヒョク、済州)、奇甫倍(キ・ボベ、光州)が出場。テコンドーのイ・デフン(ソウル)、柔道のロンドン五輪金メダリストの金宰範(キム・ジェボム、済州)、ボクシングでは同銀メダリストの韓スンチョル(ソウル)、女優のイ・シヨンも選手として出場する。
 競技日程や結果など詳細は大会公式ホームページ(www.2013sports.kr)でリアルタイムで確認できる。
 今大会ではスポーツクライミングとダンススポーツも正式種目として採択された。正式種目44種目にテッキョン、水上スキーの示範種目を合わせ計46種目が行われる。
 京畿道は2002年から11年連続で総合優勝を果たしている。今大会では2000年代に入ってから2番手に甘んじてきたソウル市が京畿道の独走をストップできるか注目される。

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