【ソウル聯合ニュース】韓国国会の国防委員会による国防部への国政監査で1日、韓国軍サイバー司令部による大統領選挙介入疑惑をめぐり与野党間で激しい舌戦が繰り広げられた。
 与党セヌリ党は北朝鮮による韓国への宣伝活動を遮断するためには、それに対応できるサイバー警備態勢が必要だと主張する一方、最大野党・民主党は国防部と情報機関の国家情報院(国情院)が昨年末の大統領選に組織的に介入したという疑惑を提起した。
 セヌリ党の金鍾泰(キム・ジョンテ)議員は「民主党はサイバー司令部に加え、青瓦台(大統領府)や国情院まで取り上げ大統領選へ組織的に介入したという疑惑を提起している」と非難しながら、サイバー上で北朝鮮による宣伝や扇動を防ぐための対応は必要だと述べた。
 また、同党の孫仁春(ソン・インチュン)議員はサイバー司令部の人員増強を訴え、北朝鮮に対するサイバー警戒態勢の強化を呼び掛けた。
 これに対し民主党の金振杓(キム・ジンピョ)議員は、サイバー司令部の職員が大統領選介入の明白な意図を持ってソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)への書き込みを通じ与党候補を支持したと主張した。

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