俳優クォン・サンウ
俳優クォン・サンウ
3年ぶりのドラマ復帰作としてクォン・サンウが、スエ、ユンホ(東方神起)とともに「野王」に出演。ことし1月に韓国で放送された後、5月には日本でもKNTVで初放送され好評を博し、8月に再放送も開始した。主演を務めたクォン・サンウを迎えたイベントが、11月4日に大阪・大阪国際会議場メインホールで、6日には東京・東京国際フォーラムホールAにて「クォン・サンウ スペシャルナイト With You」と題して開催された。

クォン・サンウ の最新ニュースまとめ

 会場の青いペンライトの波に歓迎されながら登場した黒いスーツ姿のクォン・サンウは「ずっと皆さんのことが気になっていました。本当に会いたかったです」と、ファンとの再会を喜んだ。さらに「何だかもう韓国に帰るのがイヤになっちゃったな」と可愛らしく甘えるような表情に、ファンはうっとり。この日初めてクォン・サンウのイベントに参加した人がいるのかを確認し、結構多くの人がいることを知ると「(がっかりさせないように)今日はとびきり楽しい時間にしないといけませんね!」とニッコリして見せた。

 さっそくドラマ「野王」の話題に。スエ演じるダヘという女性を愛し、とことん尽くして裏切られるハリュを演じたクォン・サンウ。ハイライト映像で名場面を振り返ると「スエさんの演技が上手だったので、僕も集中することができました。またスエさんはキレイな人でしょ。こんなキレイな人が数々のひどいことをしてくるから、ますます憎らしく見えますよね」と本人なりの分析を披露した。

 また現在はドラマ「メディカルトップチーム(原題)」の撮影真っ只中。本作についてクォン・サンウは「今回は初めての医者の役です。撮影に入る前に実際に肺ガンの手術の様子を見せてもらいに行き、初めは怖かったのですが、いつの間にか見入ってしまいました。これまで手術を受けるような大きな病気にならずに過ごせたということは、とても幸せなことだと感じました」としみじみ語った。また「他の作品に比べて徹夜での撮影が多いので、本当に大変です。手術シーンがたくさんありますが、本当に長い時間をかけて撮影をします。テレビで見るとそんなに長い時間ではないんですけどね」と苦労話を打ち明けると、会場は大きな拍手で激励した。

 ここからファンとの触れ合いの時間へ。最初は「サンウに聞きたい!あれって本当!? 」のコーナーで、クォン・サンウがステージを下りて客席を回り、ファンの元へ歩み寄って直接質問を受けた。優しい笑みを浮かべながらも「質問がつまらなかったら(答えないで)、次の人に行っちゃいますよ!」とやんちゃな発言でファンに一層の緊張感を与えて楽しむクォン・サンウ。「芸能人でお酒を楽しむ友達は?」との質問に「実はしばらく芸能界の人とお酒を飲んでいないんですよね。ん~結婚前はソン・スンホンとよく飲みましたね。あっ!最近お酒を飲んだ芸能人は(日本語で)チョン・ウソンさん!」と日本でも大人気の俳優の名前が並び、会場からは大きな歓声が上がった。次は6歳の少女の元へ。クォン・サンウはうれしそうに抱き上げるが、かなり緊張した様子の少女にクォン・サンウは思わず頬に口づけ。「本当にかわいいですね」とクォン・サンウの笑顔のコメントに、微笑ましくもあり、うらやましくもあるファンからは複雑な歓声が。少女の母親は「この子は『野王』を見てサンウさんのファンになって、きょうも本人が来たいと言ったから来たんですけど…」と説明すると、クォン・サンウは日本語で「ハリュさん(だよ)」と優しく声をかけてみるが、少女の緊張はほぐれないまま。「本当にかわいいお嬢さんですね。息子のフィアンセにどうかな?今度は僕の息子とも会おうね」と声をかけ、父親の顔をのぞかせた。

 白いシャツに着替えたクォン・サンウが再び登場すると「イケメンと過ごす○○の秋」のコーナーで、抽選で当たったファンとゲーム対決。「お絵かき対決」では「しばらく描いてないので、恥ずかしい」と言いながらも、美術教育学科出身らしい見事な腕前を披露してファンを驚かせた。さらに「いやん、だめよ(ハート)ザ・妄想タイム」のコーナーでは、選ばれたファンとともに様々なシチュエーションを演じることに。「キッチンで料理をしながら待っている彼女(ファン)に後ろから抱きついて『ただいま』のあいさつ」、「バスの中で眠ってしまった彼女(ファン)の頭を自分の肩に寄りかからせる」、「自転車で2人乗りの最中『しっかりつかめ』と彼女(ファン)の手を自分の腰につかませる」、「転びそうになる女性(ファン)を抱きとめる」、「凍えながら待っていた彼女(ファン)の手を吐く息で温める」という胸キュンな想定に客席で見ているファンもメロメロ。クォン・サンウとの甘い時間に酔いしれた。

 前半の「みんなでつくろう!ファンクラブCM」のコーナーで、クォン・サンウが客席に混じり即興で作成したファンクラブのCMをここで試写。クォン・サンウは「皆さんのおかげで、いいものができましたね」と満足そうな笑みを浮かべた。このCM映像はファンクラブサイトでの公開はもちろん、KNTVでも放送される予定となっている。

 最後にイベントでは恒例とも言えるオリジナルソング「Missing」、「Miracle」「Etude」の3曲を披露。会場はオールスタンディングで最高の盛り上がりを見せた。

 「偶然にも皆さんに愛していただき、こうして日本に来るようになってもう10年になりますが、本当にあっという間でした。皆さんと会うたびに、僕はうれしい気持ちになって韓国に帰っています。家族や友人など、どんな人間関係も大切ですが、どんな時もいつも僕のそばにいてくれる人が本当に大切だと思っています。皆さんは僕にとって大切な家族です」とファンへの思いを語ると、「目の前で泣く人がいるから、僕まで涙が出そうになるじゃないですか」と目元にうっすら涙を浮かべた。感動して涙しているファンに名前を尋ねると「チカ子、泣くなよ」とまさに“家族”に話すように声をかけるクォン・サンウ。さらに続けて「今回医者の役をやってつくづく思いますが、健康が大事です。次回会う時まで僕の“家族”である皆さん、そして“家族”の家族の方までお元気でいてほしいと思います。僕もまずは今回のドラマを無事に撮り終えて、来年も休まずいい作品を撮って皆さんにお見せできるようにしたいと思います」と熱く語りかけた。「ああ~足が動かないな」と言いながら最後までファンに話しかけ、別れを惜しみながらステージを後にした。

 さらにロビーではクォン・サンウ自身がファンをお見送り。最後の最後まで至れり尽くせりのスペシャルな夜となった。

 ステージにいる時間より、客席を歩き回っている時間の方が長かったのではないかと思うくらい、ファンと密着した時間を過ごしたクォン・サンウ。話しかける時は必ず最初に相手の名前を聞き、本当に10年来の知り合いのように名前を呼びかけてから気さくに話しかける姿に、ファンを大切にする思いが伺われ、長い間愛され続けている理由が見えてくるようだった。

 なお、KNTV Special「クォン・サンウ スペシャルナイト With You」は12月25日(水) 日本初放送(深夜0:55~2:30)。



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