鄭会長は李議長に辞意を伝えた後、CEO(最高経営者)候補推薦委員会を構成し、来年3月の定期株主総会で次期CEOを選任することを要請したとポスコは説明した。このため鄭会長は来年3月の定期株主総会までは会長職に留まるものとみられる。
ポスコ関係者は「今日理事会が開かれたわけではなく、鄭会長が理事会議長に個別に辞意を伝えた」と説明した。
ポスコ側の説明によれば、鄭会長は「少し先のことも予測できない経営環境の中で、ポスコは世界の鉄鋼業界で最も優秀な成果を上げたが、グローバル競争の中で業種の限界を克服し、未来の世界最高の企業としてさらに進むためには新しいリーダーシップが必要だと判断した。任期1年を残して自ら退くことを決心した」と語ったとのことだ。
鄭会長はまた、辞意を表明した背景に外圧などはなく、自身の去就にまつわる不必要な誤解やうわさが会社のイメージに悪影響を及ぼさないように理事会を中心に努力するように頼んだという。
今月初旬、鄭会長が辞意を表明したと政府関係者から伝わったが、ポスコ側は公式に辞意表明を否定した。また鄭会長も8日の理事会では進退について言及しなかった。
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