妻へ暴行容疑のリュ・シウォン、控訴審も罰金刑

妻を暴行・脅迫し、妻が所有する車両に位置追跡装置を無断で設置した容疑で起訴された韓国俳優のリュ・シウォンが控訴審でも一審同様、罰金700万ウォン（約68万円）を宣告されたことがわかった。

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　ソウル中央地裁は29日「妻を暴行し、脅迫した容疑が認められる」としリュ・シウォンの控訴を棄却した。

　裁判所は「提出された録音の証拠によると、被害者の音声が委縮して泣きそうな声が聞こえるなど、暴行があったと認められる」と判断した。

　続けて脅迫容疑についても「心理的に委縮した被害者に再び害を及ぼしたことは、お互いに尊重しなければならない夫婦間に許容される範囲を超えたとみられる」と明らかにした。

　裁判部は「暴行と脅迫の容疑の両方が認められても、被告人は納得できないと訴えるだけで、控訴審でも被害回復の努力はしていなかった」とし「夫婦間でも私生活と人格権が保護されなければならない」とした。

　また「被告人は被害者の生活態度のせいで起こったことだと主張しているが、他人の罪だけを責めるのではなく、自分の過ちも振り返る必要がある」とし「被害者である妻の私生活を配慮しようとするのに不足はなかったのか、真摯な自己反省が必要だ」と述べた。

　リュ・シウォンは2011年5月に妻であるチョ某氏が所有する車両に無断でGPS位置追跡装置を設置して約8か月間、位置情報を収集した疑いで、ことし5月に不拘束起訴された。

　また8月にはGPS設置の事実に気付いたチョ氏が抗議すると暴言を吐き、チョ氏の顔を数回殴った疑いを受けた。