チョン・ドンソク、キム・スンデ
チョン・ドンソク、キム・スンデ
Kミュージカル界の貴公子キム・スンデとライジングスター、チョン・ドンソクが再びタッグを組み来日。1人でも多くの人に韓国ミュージカルの素晴らしさを知ってもらいたい、そのためにまずは韓国ミュージカル俳優の人柄に触れてほしいといった思いで着実に日本での活動を続けてきた2人が、12月20日にヤマハホールでのCHRISTMAS CONCERT開催が決定した。あまりの好評ぶりにその前日19日(木)に追加公演として「韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク」の開催まで決まり、イベント前に東京・ヤマハホールにて記者会見を行なった。

 黒いスーツに身をまといキム・スンデ、チョン・ドンソクの2人が会見場に登場すると、場内は華やかなオーラに包まれ、さっそく会見がスタート。

<b>-日本での初めてのコンサートに対する意気込みをお願いします。</b>
キム・スンデ(以下スンデ):2人でこのような素敵な舞台に立てるとは思ってもいなかったので、本当に感無量です。日本で活動を始める時に事務所のスタッフと「少しずつ活動をしていって1年後にはコンサートができるようにしよう」と話していたんです。そしてちょうど1年を迎えるこの時期にこうしてコンサートができるので、うれしいですし感動しています。
チョン・ドンソク(以下ドンソク):まずは本当にありがたく思っています。日本でこのようなコンサートをするということに特別な意味があると思っています。スンデさんとは長い付き合いですが、時に言い合いをしながらも常にお互いを支え合いながらやってきましたが、この2人で日本で活動するということ自体がとてもうれしいし、幸せです。

<b>-今回の公演は早くから企画されていたにも関わらず、選曲はギリギリまで悩んだそうですが、選曲のポイントなどを教えてください。</b>
スンデ:8月28日に発売したアルバムのプロモーションで来日した際に、今回のコンサートのお話がありました。僕たちが本当に悩みながら長い時間をかけて曲を選びました。世界的に有名な曲、皆さんに温かい気持ちになっていただけるようなクリスマスソングや韓国情緒を感じていただけるような韓国ミュージカルを紹介できる曲など様々なジャンルのものを選びました。期待していただいてもいいですよね?(ドンソクを見る)
ドンソク:もちろん!(スマイル)

<b>-2人のコラボステージの見どころは?</b>
ドンソク:僕たちは声質が全く違うので合わないように感じる場合もありますが、逆に全く違うからこそ大きな相乗効果があるように思います。また似たような声質ならさほど練習しなくてもすぐに合わせられますが、僕たちの場合はより多くの練習時間が必要となります。始めは声がぶつかりあってしまうこともありましたが、練習を重ねていき段々と合っていくと本当にすばらしいものが生まれるようになりました。そんな僕たちのハーモニーを楽しんでいただける曲を選びましたので、心配なく僕たちのデュエットを楽しんでください!

<b>-お互いに初めて会った時の第一印象と、今感じる相手の魅力は?</b>
スンデ:第一印象はドンソク君から(笑)。今はとっても大事な友人であり兄弟のような関係です。偶然かどうか分かりませんが、僕たちは同じ作品の同じ役柄を演じることが多いので、役作りなどについて他の俳優よりも多くの時間を2人で話し合いながらお互いを理解しあうようになった気がします。そしてお互いがお互いのないものを持っているので、足りないものを補い合えるので、先ほどドンソク君も話したように大きな相乗効果が生まれるのだと思います。
ドンソク:初めての出会いは強烈でしたね(笑)実は2人とも軍隊では海兵隊に所属していたんですが、海兵隊というのは除隊した後も上下関係が厳しい特別な部隊なんです。僕は先にスンデさんが海兵隊にいたことを知っていたので少し怖くて、最初は会うのを避けていたんです(ニッコリ)そうしているうちに僕が海兵隊にいたことが、スンデさんにバレて…あとは皆さんの想像にお任せします(笑)。

<b>-選曲の際に曲を取り合ったりしなかったですか。</b>
ドンソク:曲を取り合うようなことはなかったですね…スムーズすぎますかね(笑)。
スンデ:デュエットに関しては、2人の声質が違うのでそれぞれ合いそうな曲を持ち合ってお互いにすぐ賛成したので、選曲は本当にスムーズでした。

<b>-4月に開催された「K-Musical Stars Concert 2013」との違いは?</b>
ドンソク:あの時は4人で、今回は2人ですね(ニッコリ)。
スンデ:僕たち2人のカラーをしっかりお見せできるステージになると思います。

<b>-日本のファンの印象は?また今後の日本での活動予定は?</b>
ドンソク:韓国とは全然違うと感じています。韓国のファンはアピールするパワーが大きいですが、日本のファンは気遣いがあると思いました。公演が終わった後でも、韓国のファンはワーッと寄ってきてサインや握手を求めてきますが、日本のファンは僕たちの邪魔にならないようにと遠くから見守ってくれるような感じなので、最初はビックリしました。日本人は礼儀正しいと聞いていましたが、ファンの方までそうだとは思わなかったので本当に驚きました。
スンデ:僕たちが嫌われているのかと思ったよね(笑)。
ドンソク:公演中も韓国なら常に大きな声援を送ってくれるんですが、日本ではずっと静かなので「おかしいな、うまく歌えたのにな」と不安になったことがあります。でも実はそれが僕たちに対する気遣いだということを後で知って安心しました(笑)。
スンデ:今後のことについて具体的にはまだ計画をしていません。とりあえず日本での活動を始めて1年経って、最初に立てた目標が達成できたから、これから1年先にはどうするかと、先ほどもスタッフと話していました。あせってあれこれ何かをするというよりは、ファンの皆さんと少しずつ活動を重ねていって、多くの方にお見せできる公演ができるように頑張りたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。
(通訳の後)最後に一言。本当にこれから一生懸命頑張らなきゃと、日本のラーメンを食べながら誓いました(笑)。

 次のフォトセッションでは、カメラ1台1台に目を合わせるように丁寧に応じた。さらに「韓国の代表的なポーズです」と紹介しながら拳を握って“ファイティン!”のポーズを取ったり、2人で腕を合わせて大きなハートを作りかけてやめたりと終始和やかな雰囲気に包まれた。

 キム・スンデは現在韓国にてミュージカル「笑の大学」(三谷幸喜原作)に出演中。チョン・ドンソクは同じく韓国にて1月28日からミュージカル「太陽を抱く月」に出演が決定している。

 会見中、何度も2人で目を合わせながら話す姿に仲の良さが伺えた。今後の2人の活躍はもちろん、現在注目度が急上昇中の“Kミュージカル”にも大いに期待したい。



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