パク・シネ の最新ニュースまとめ
本作は、「アイ・アム・サム」「ライフ・イズ・ビューティフル」「リトル・ダンサー」と父子の物語を描き、多くの人々に感動を与えた作品に続き、現在という時代に生まれた父と娘の物語。「王になった男」のリュ・スンリョンが主人公の父ヨングを、子役カル・ソウォンが幼少時代のイェスンを、パク・シネが弁護士の卵となる大人時代のイェスンを演じ、多くの観客の笑いと涙を誘った。
パク・シネは、父ヨングを想って嘆き、その心の痛みと戦い、それをバネにして父の無罪を勝ち取る強さを持ち、法学生となったイェスンを好演。これまでの明るい、弾けるような役とは違い、大人びた演技で一回り大きく成長した姿を見せ、称賛された。
今回の記者会見では、ナチュラルメイクで淡い色のワンピースに身を包み、清楚な魅力を振りまき、登場したパク・シネ。「初めまして。パク・シネと申します。お目にかかれてうれしく思います」とあいさつをして、質疑応答がスタートした。
<b>-韓国で「7番房の奇跡」が大ヒットしたことをどのように感じていますか。</b>
韓国ではことし初めに公開されましたが、正直に言うと、1000万人以上が劇場に足を運んでくださるとは予想していなかったので、韓国で大ヒットしたことに驚きました。私自身は、イェスンという役に出会えたこと自体が光栄でしたし、ステキな先輩の皆さんと共演できたことに満足し、ありがたく思っていましたが、そのうえ多くの観客に愛され、本当に楽しく幸せな1年を過ごすことができました。
<b>-劇中、パク・シネさんは主に法廷シーンでの登場でした。苦労した点は?</b>
子ども時代の感情を引き継がなければならなかったので、自分の撮影がない日も、現場を訪れて見に行ったりしていました。ただ、現場で見られなかった父との別れのシーンなどは、監督から仮編集したものを見せていただき、法廷シーンを撮る前は、それまでの流れを理解して、現場に入るようにしていました。映像で見たものは、台本で読んで感じていたものとは違っていたので、映像を見て、子ども時代のイェスンの感情を引き継いでいきました。また、どう弁護すれば父の冤罪を晴らせるか、ということをたくさん考えました。実際の裁判ではなく、模擬国民参加裁判で真実を明かそうとするイェスンの感情を最大限表現しようと努力しました。私は弁護士の経験がないので、法廷で専門用語を自然に話せるようにするということが大変でしたが、感情表現のシーンなので、役になりきって自然にセリフが出るよう心掛けながら演じていました。
<b>-共演者はオ・ダルスさんをはじめ、個性派俳優が勢ぞろいしていましたが、撮影エピソードがあれば教えてください。</b>
個人的にはコミカルなシーンはあまりなく、出番もそれほど多くはなかったんですが、(刑務所の7番房の)おじさんたちを訪ねていくシーンで、短い分量ではありましたが、先輩たちがアドリブで演技をされていたので、そのシーンはご一緒していて、本当に楽しかったです。
<b>-感情を高ぶらせて熱演していた最終弁論のシーンがとても印象的でした。どういう気持ちで、あのシーンを演じられましたか。現場での様子なども併せて教えてください。</b>
今でもそのシーンのときのことを思い出すと、涙が出てきます。最終弁論シーンを撮る前日は、夜も眠れないほどに緊張していました。それまでの法廷シーンと最終弁論シーンは別撮りだったので、感情が途切れないよう心掛けていました。感情を高めるという部分においては、先輩の皆さんに助けられた部分が大きいです。普通は、自分の出番がないときは休憩したりしますが、最終弁論のシーンでは全ての先輩が現場にいてくださって、応援のまなざしで見守ってくださいました。事前に子どものイェスンが父親と別れる最後のシーンの映像を見せていただいてから撮影したので、イェスンの感情をつかんで撮影に臨むことができました。厳粛な雰囲気の中、ほぼワンテイクで撮影が行われました。
<b>-子役のカン・ソウォンちゃんとは共演シーンはありませんが、触れ合う機会はありましたか。</b>
現場に行って、ソウォンちゃんが演じるシーンを見ていたし、台本読み合わせやインタビューでも頻繁に会っていました。周りからはよく似ていると言われましたね。現場では彼女の演技を見守りながら、どう演じるのか、どんな表情をするのかということを注意深く観察していました。
<b>-観客から寄せられた感想の中で、印象的だったものは?</b>
「大人になってから、父との関係が疎遠になっていたけれど、この映画を観て父の愛情について、いろいろ考えさせられた」というコメントをたくさんいただきました。状況は違っても、父娘間の感情は特別なものだと思います。韓国では母性愛を描いた作品は多いですが、父性愛を描いた作品はそれほど多くありませんでした。私自身、実際に子どもの頃から父になついていましたし、今でも父とは仲がいいので、この作品を通して、父の愛情について、改めて振り返る、いいきっかけになったという感想をいただいたことが印象に残っています。
<b>-今回で何度目の来日ですか?また、今回の来日で楽しみにしていることは?</b>
日本には数え切れないほど来ていると思います。2009年以降は、来日する機会が増えて、プライベートを含めると、10回は超えていると思います。私は温泉が大好きなので、日本に来るたびに、温泉に行くことを夢見ているんですが、毎回スケジュールの都合で行けないのが残念です。また、日本といえば、おいしい食べ物やスイーツがたくさんあるので、それを楽しみにしています。冬なので、札幌の雪まつりにも行きたいんですが、今回はタイミングが合わないので、来年はぜひ行きたいです。それと大阪のお祭りにも行ってみたいですね。
<b>-ことしは女優としての活躍が顕著でしたが、来年の抱負は?</b>
ことしは年頭から本当に忙しく、「7番房の奇跡」だけでなく、ドラマ「となりの美男<イケメン>」や短編映画、最近放送が終わったばかりのドラマ「王冠をかぶろうとする者、その重さに耐えろ~相続者たち」に出演し、自分の新たな一面を発見することができた意義深い1年でした。来年も忙しくなりそうです。次回作を検討中ですが、2、3月に撮影に入ることになりそうです。近いうちに、次回作について皆さんにご報告できると思いますので、楽しみにしてください。
質疑応答後は、フォトセッションへ。無数のフラッシュを浴びながら、優しく上品な笑顔で手を振り、報道陣も魅了したパク・シネ。キュートさは残しつつも、子役からすっかり大人の演技派女優へと変身した彼女の熱演が光る「7番房の奇跡」。ぜひ劇場で確認してほしい。
<STORY>
春になれば黄色いランドセルで学校へ。と夢見ていた知的年齢が6歳の父ヨングと、しっかりものの6歳の娘イェスンに突然の事件が影を落とす。ヨングは逮捕、収監。けれどもヨングが入れられた7番房の仲間たちが、イェスンを潜り込ませる大作戦を買って出たのだ。作戦は見事に成功。けれども二人の幸せな時間は長くは続かず…
「7番房の奇跡」
2014年1月25日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館他全国ロードショー!
配給:コムストック・グループ
配給協力:キノフィルムズ
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2013 12 20-パク・シネ記者会見2
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