公開間近の映画「プランマン」　主演のチョン・ジェヨン

韓国の俳優チョン・ジェヨンが、主演映画「プランマン」（原題）の9日封切りに先立ちインタビューに応じた。

チョン・ジェヨン の最新ニュースまとめ

　ソン・シフプ監督の「プランマン」は、常にアラームを設置し、すべてを計画通りに行動してきた男チョンソク（チョン・ジェヨン）が、計画にはなかった女（ハン・ジミン）と出会ったことから始まるドタバタ劇を描く。

　チョン・ジェヨンがチョンソク役を引き受けたのは、キャラクターが面白かったため。最近は暗い役が多かったため、明るいものに引かれたのだという。暗記の天才であると同時に極端な潔癖症であるチョンソクを演じるため、あまり使ったことのなかった眼鏡をかけ、髪型は八二分けにした。チョンソクは主人公として好感を持たれる人物ではなく、一般的に女性に嫌われるキャラクターだ。そんな彼がいかにして好感を持てる人物に変わっていくか、十分に考えながら演じた。

　なお、現実のチョン・ジェヨンはチョンソクとは正反対で、暗記は苦手、性格は快活という。この2年間、チョン・ジェヨンは6本の映画に出演した。「殺人の告白」（2012年）で犯人追跡に執念を燃やす刑事、「11時」（原題、2013年）で我が強く独善的な天才科学者、「ウリソンヒ（わがソンヒ）」（原題、2013年）では映画監督を熱演した。さらに夏には2本の映画が封切り予定だ。引っ張りだこにもかかわらず、本人は「独特な個性もなくて…無難ですよね」「特技、特徴がないのが私の限界」と話す。

　しかし、それこそが彼の持ち味でもある。「いつだってうまくやりたいが、生まれつきの限界というものがある。そうした部分をどうにか克服するしかないと思う。信念を見失わず、人のせいにせずに…」。デビューから20年を超えてなお、「一生懸命やろう」という強い覚悟とともに、新たなスタートに備えている。