ミスのない演技で観衆を魅了したキム・ヨナ=20日、ソチ(聯合ニュース)
ミスのない演技で観衆を魅了したキム・ヨナ=20日、ソチ(聯合ニュース)
【ソチ聯合ニュース】ソチ冬季五輪第14日の20日(現地時間)はフィギュアスケート女子のフリーがあり、ショートプログラム(SP)首位で五輪2連覇を狙った韓国のキム・ヨナは144.19点。合計219.11点で2位に終わった。優勝は合計224.59点のアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。イタリアのカロリナ・コストナーが合計216.73点で3位に入った。ともに初出場の韓国の金海珍(キム・ヘジン)と朴韶妍(パク・ソヨン)はそれぞれ16位と21位だった。
 現役最後のフリーでキム・ヨナは冒頭の連続3回転ジャンプを見事に決めて上々のスタートを切った。その後のジャンプでも次々と加点を得た。ステップやスピンも大きなミスなく、タンゴの名曲「アディオス・ノニーノ」を情感こめて踊った。
 ほぼ完璧な演技に金メダルの期待が高まったが、優勝したソトニコワのフリー(149.95点)に及ばなかった。
 キム・ヨナは演技後のインタビューで「ミスはなかったが、完璧ではなかった。金メダルは重要ではない。出場したことに意味がある。やってきたことを出せたから後悔はない」と落ち着いて答えた。
 今季は右足の負傷で出遅れたが、ベストに近い状態まで仕上げて臨んだ五輪だった。「金じゃなかったが、私の持っているすべてを見せられた」と穏やかな表情を浮かべた。

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