呉は7日、阪神の本拠地、甲子園球場(西宮市)で練習を行った。5日に福岡・ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦でオープン戦初登板を果たしたが疲れは全くなかった。
6日午前に新幹線で大阪に移動。試合終了後、夜間にバスで移動する韓国とは異なる風景だ。日本に進出した韓国選手の中には、午前中に起床して移動する日程を不便に感じる人もいた。韓国では先発投手が登板前日に列車で移動する。抑えだった呉は「全く経験のないことなので目新しくおもしろい」と、新幹線での移動を楽しんでいる様子だった。
海外に進出した選手にとって現地での適応は成功に向けた最初の関門となる。日本の阪神担当記者らが「あらかじめ日本語を習ったのか」と質問するほど、呉はチームの同僚選手らとも打ち解けた。
甲子園球場での練習ではキャッチボールやランニング、筋トレなどを行い、翌日の日本ハム戦に備えた。藤井彰人捕手とも長い時間、会話を交わした。呉は会話の内容について「配球や球種など野球に関する話やプライベートな話もした」と語った。
阪神の若手投手らは呉に「オフ前日に食事をしよう」と誘う。ほかの外国人選手らとは異なり、呉が沖縄でのキャンプで日本選手と同じバスで移動するなど、チームに溶け込もうと努力した結果といえる。
呉は「自分のことを外国人選手でなく阪神の投手だと思っている。特に困難はなく、うまくやっている」と語った。
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