Aさんの父親は「娘が死亡した正確な時間と共に死因が溺死なのか、窒息死なのか、低体温症なのか確認しなければならない」とし、「死因究明を通し、政府の救助対応が適切だったのか、判断する必要がある」と話した。死因が溺死でなく窒息死や低体温症の場合、政府の責任を問い詰めるという趣旨だ。
例えば、船室空気層(エアポケット)を通して命を繋いでいたとしても、救助遅延のために酸素不足に陥り死亡したとすれば、政府の対応を問題視することができるというもの。
Aさんの父親は「解剖は子どもを2度死なせることだと反対する意見もあるが、一部の遺族たちは賛成している」とし、「遺族たちの協議会を構成し、意見交換をしている」と説明した。
安山B病院の関係者は「ある学生の死亡診断書を見ると、溺死となっていたが、これは簡単な検案によるもの」とし、「解剖を通して、犠牲者たちの肺に海水が入ったのかなど、正確な死亡原因を明らかにしなければならない」と話した。
同関係者は「犠牲者それぞれの死因を確認し、全体的な事故当時の状況や対処状況を把握することができる」とし、「これらにより、大事故が発生した場合の迅速対応を可能しなければならない」と付け加えた。
安山地域の葬儀場に安置されていた檀園(ダンウォン)高校の教頭や教諭3人は、20~21日に出棺を終えた。しかし、犠牲となった学生たちの場合、出棺を遅らせる遺族が増えている。
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