COEX前の永東大路交差点で街頭応援を行う韓国サポーター=18日、ソウル(聯合ニュース)
COEX前の永東大路交差点で街頭応援を行う韓国サポーター=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場した韓国代表は18日午前7時(日本時間)から、1次リーグのグループH組でロシアとの初戦に臨んだ。
 海外開催大会で過去最高となるベスト8進出を目指す韓国代表を、「12人目の選手」である韓国サポーターが支えた。

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 前日夜にソウルをはじめ一部の地域では雨が降った上、旅客船沈没事故の犠牲者を追悼する雰囲気もあり、街頭の応援に出掛ける市民の数は例年より少ない。それでも前日夜から応援の体制を整えていた市民は、朝になると次々にパブリックビューイングの会場に集まり始めた。
 試合開始1時間前の午前6時、ソウルの光化門広場には主催側の推定で1万2000人の市民が集まり、広場の3分の2を埋めた。同級生5人と訪れた西江大の学生は、期末テスト期間中ながら4年に1度のW杯に出場する韓国を応援するため出てきたと言いながら、「韓国が2―1で勝つと思う」と期待をこめた。早朝に仕事を終えた南大門市場の業者も、街頭応援に加わった。 
 江南エリア、COEX前の永東大路交差点では7車線を通行止めにしてパブリックビューイング会場を設けた。韓国代表の勝利を祈るサポーターで赤に染まった会場では試合開始前、大型スクリーン前に設置されたステージに人気歌手が登場し、応援ムードを盛り上げた。警察と消防によると、同会場には6時時点で1万3000人が集まり、その後も周辺の飲食店で夜を明かした市民が続々集まった。会場に入れず、道路の反対側の歩道にレジャーシートを敷いて応援する人の姿もみられた。
 一方、お祭りムードの中でも、旅客船事故の痛みを忘れまいとする気持ちを示す黄色のリボンが会場のあちこちで目に付いた。
 試合は韓国が後半23分に李根鎬(イ・グンホ、尚州尚武)選手のゴールで先制したが、6分後に同点に追いつかれ1―1の引き分けに終わった。

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