パク・ジョンミン
パク・ジョンミン
アイドルグループ「SS501」のメンバーとして2005年6月に韓国でデビュー後、ソロ活動でも人気を博しているパク・ジョンミン(SS501)が8月1日(金)のタワーレコード渋谷店でのミニアルバム「Summer Break!」発売を記念したイベントに続き、8月2日(土)にはCDリリース記念コンサート「Summer Break」を渋谷文化総合センター大和田 さくらホールにて開催した。

 会場内が外に勝るとも劣らない熱気の中、新曲「Summer Break!」のPVが流れた後、生バンドを引き連れてパク・ジョンミンが登場。インパクトのあるピンク色のヘアスタイルに夏らしく白いTシャツとダメージジーンズに白いハイカットスニーカーを合わせたファッションで早速、タイトル曲「Summer Break!」を披露。ファンも振り付けを覚えていて一緒に踊るなど最初の曲から大いに盛り上がりを見せた。続けて、今年5月発売のミニアルバムからタイトル曲「Save Us Tonight」を歌い、最初のMCコーナーへ。

パク・ジョンミン(SS501) の最新ニュースまとめ

 パク・ジョンミンのイベントではおなじみのMC「にぼし」が登場し、今日はリハーサルなしでステージをむかえたことを暴露して笑いを誘った。

 ここで新曲「Summer Break!」について、ジョンミンは「苦しいけど楽しく歌えました。『抱きしめて』という歌詞のところで声が出しにくくて変になってしまったけど大丈夫!」と語り、笑顔を見せた。

 「Summer Break!」はKARAの「GOGOサマー」やSS501の曲を作った作曲家の作品で作詞は松井五郎氏、歌うのはパク・ジョンミンとMCから説明があるとファンから大きな歓声があがった。またPVはなんと朝5時から一日がかりで暑い中、撮影したことなども明かした。

 次に、「OB」(おっさんバンド)と呼ぶバックバンドのメンバーもここで紹介し、大いに盛り上がった。

 その後、夏らしい曲ということで「Lucky Days」を歌いおわったところで、ジョンミンが「今日歌っててわかったんだけど、のどの調子がよくないです。ちょっと変になっても『ケンチャナヨー』してくれ。」とファンに頼む場面も見られた。次の曲は「Mermaid」で座って歌い、じっくりと聞かせた。歌い終わった後、「この曲は難しい」と何度も口にし、「夜の回にはもっとうまく歌います」と宣言すると会場からは笑いが起こった。

 そして次の曲の説明へ。「失敗して気持ちが寂しくなる時に癒してくれる、はげして?はげま?はげまし?はげます?はげして?(ここでOBのメンバーから『励まして』と教えてもらい)励ましてくれるそういう曲です。」と頑張って最後まで説明したが「めんどくさいな」と小さな声でぽろっと本音が…。トークを日本語で頑張っている姿も人気の秘訣のようだ。

 「Tender」他1曲を歌った後、新しいアルバムの話題になり、「まさにみなさんに伝えたいことが曲名です、次の曲は『愛をください』」と告げるとファンから大きな拍手が起こった。座ってじっくりと熱唱する姿にファンには充分にその思いが伝わったようで、歌い終わったあとも拍手が続いていた。

 「君色(シングルver.)」の後、MCが再び登場。ファンの真似をして「ジョンミン、すごく良かったー」と女性的な声を出すと、会場は割れんばかりの歓声が起こった。新しいアルバム「Summer Break!」は本当は3曲くらいにする予定がみんな欲張りだから良い曲をたくさん欲しがるので追加したとジョンミンが説明するとまたもや大きな拍手が起こった。

 ここでMCの新しいアルバム「Summer Break!」の収録曲は7曲という言葉にジョンミンが8曲ではないかと言い出し、1曲ずつタイトルをあげて数える場面もあった。結局、8曲ということがわかりジョンミンがふざけて舌打ちする中、MCは一旦退場し、次の曲に移った。

 新しいアルバム「Summer Break!」から「愛するチカラ」と「Remain~アイノカケラ~」を熱唱。

 再度、ここでMCが登場。ファンから「いいな にぼしー」と大きな声がかかると、それを聞いたジョンミンが「聞き間違えたかな、『いないでほしいー』と聞こえた」と一言。さすがトークの上手さで定評のあるジョンミン。日本語での冗談で会場を大いに盛り上げる。
写真集が3か月連続で発売されることもここで発表があり、ますます会場はヒートアップした。

 さらにミュージカル「ifi」に出演することも発表され、火曜日から稽古が始まると明かした。日本に稽古期間を含め2か月間ずっと滞在することになり、本当は韓国と行き来してドラマにも出ようとしたがミュージカルに専念することになったと語り、ミュージカルの内容と絡めたトークへ。ジョンミンが「ミュージカル「ifi」は途中で選択することによってAとBの2つの未来があるというストーリーです。僕はA(このトークでは日本に滞在するという意味)を選びました。この選択は良かったのかifi(イフアイ)」と語るとMCが「その答えはミュージカルを見てもわかりませんけど。(ジョンミンに)直接聞いていただかないと。」と答え、笑いを誘った。

 MCの「この先考えている活動があるか」との問いにジョンミンはただ「が・ん・ば・る」と「お・も・て・な・し」風に答え、さらにMCに対しても「がんばってもらわないと夜の回には出演できない」と伝え、慌てさせた。お笑い芸人のような息のあったやり取りに会場は笑いにあふれた。

 「I Feel You」、「Feel It」を男性ダンサー2名と一緒に踊りながら歌うと悲鳴に似た歓声があがった。

 ジョンミン曰く、いい曲なのに嫌われているという(この曲がくると終わりの時間が近づいていることを暗示させるため)「さよなら」、「千年経っても」とアルバム「Summer Break!」の曲を歌い、最後の1曲として「ふたり」を紹介。歌い終わり、「ありがとうございました」とステージをあとにすると、会場からは「パク・ジョンミン」コールが起こった。舞台裏からは「小さい」、「もっと、もっと」とのジョンミンの声が。

 アンコールは「あなた以外誰も抱きしめない」をスタンドマイクを使い、ダンサーと一緒に熱唱。さらに「Summer Break!K ver」も歌い、会場の盛り上がりは最高潮に。

 「あとでねー」という言葉を残し舞台袖に下がったため、会場からは引き続き「パク・ジョンミン」コールが。なんと「さっき間違えたのでもう1曲聴いてください。」と「Beautiful」を歌い、全18曲のコンサートは幕を閉じた。

 新曲満載の今回のコンサートではパク・ジョンミンの多彩な魅力を感じることができ、今後の活躍にも大いに期待したい。



Park Jungmin『Summer Break!』August 2,2014 ON SALE
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