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ウイル、イ・ヒョン、ソクホは「Re-Bro」としてだけでなく、ソロとしても活動中。「Re-Bro」のリーダーでもあるウイルは「3人3色単独コンサート」など日本でも頻繁にライブを行い、その実力を磨き上げている。7月末には韓国で「Dance With Me」をリリース、9月末にも新曲をリリース予定だ。イ・ヒョンはミュージカル俳優としても活躍中。韓国ではミュージカル「Bestie Boys」の公演を終えたばかり。8月には天王洲・銀河劇場で行われた「Dramatic Musical Collection」に出演し、高い評価を得た。ソクホは今年4月からグループに加わり、その癒し系キャラでファンの心を掴み、「Re-Bro」に新たな色を加えている。
取材に訪れた21日夜は最終公演だけあって客席もほぼ満席。熱烈な女性ファンだけでなく、カップルや1人で訪れている男性の姿も見られ、「Re-Bro」のファン層の厚さと音楽への期待の高さが伺えた。会場が熱気を帯びる中、パーカッション、ギター、バイオリン、キーボードのバンドメンバーが登場。そして黒のスーツでシックに決めた3人がステージに姿を見せると、ギターソロの音色から静かにステージの幕が上がった。スペインのバルにでもいるような雰囲気の中、「ナムジャ(男子)」で3人の男臭く力強い歌声が会場に響くと、一気に「Re-Bro」の世界に惹き込まれていく。
それぞれのソロ曲もたっぷり披露された。イ・ヒョンが日本語で「瞳を閉じて」をカバー。日本語歌詞が直接心に響き、その伸びやかなハイトーンボイスにファンもうっとりとイ・ヒョンを見つめた。
ソクホはソン・シギョンの「君は感動だった」を切々と歌う。控えめながらも情感のこもったソクホの歌声で、失った彼女を想う男性の切ない心情が悲しく響いた。
ウイルはサヌリムの「あなたの意味」を披露。一篇の詩を読むかのような歌の世界。コスモスが咲く秋の情景が浮かぶような郷愁を感じさせ、ウイルのたぐいまれな表現力に客席はじっと耳を傾けた。またウイルが歌う「川の流れのように」のカバーでは、客席からサビを口ずさむ歌声があがり、ステージと客席が一体となって大きな拍手と歓声が沸き起こった。
ライブ中盤では、イ・ヒョンとソクホがBrown eyesの「For You」を大人っぽく、イ・ヒョンとウイルが「The Confrontation -Les Miserables(レ・ミゼラブルの『対決』)」をミュージカルさながらに力強く、そしてウイルとソクホが Elton Johnの「Sorry Seems To Be The Hardest Word」を互いに呼吸を合わせながら歌い、ソロとは違ったコラボステージでファンを魅了した。
MCを一切はさまず、次々と繰り広げられる音楽。日本語曲も韓国語曲も英語曲もそれぞれに味わいがあり、ファンは手拍子をとったり、瞳を閉じてしっとり聴き入ったり、楽曲毎に思い思いの表情で音楽を楽しみ、1曲1曲に惜しみない拍手を送った。
またソロとしても高い歌唱力をもつ3人が、ハーモニーで歌う曲の素晴らしさは格別だ。誰がリードボーカルをとっても残りの二人の声が寄り添い引き立てていく。「僕たちもう一度愛し合おう」では「Re-Bro」の優しいハーモニーが会場に響いた。また、ファンにおなじみのドラマのテーマ曲では、明るくなった客席のライトに、ファンの笑顔を確認してうれしそうな3人。
後半のステージでもそれぞれのソロをたっぷりファンに聴かせた。イ・ヒョンが歌うRichard Marksの「Now & Forever」。愛する人への想い乗せたその歌に、うっとり聴き入るカップルの姿も見られた。またソウルフルな歌声が堪能できるウイルのオリジナル曲「トダクトダク」、ソクホによるキム・ドンリュルの「古い歌」など、オリジナルからカバー曲までノンストップで音楽に浸れる2時間に及ぶライブだが、ひと時もファンを飽きさせず、客席はさらに熱を帯びていく。
Backstreet Boysの「As long as you love me」を最後に3人で熱唱し、一旦ステージを後にした「Re-Bro」。
そしてこの場を借りて公開プロポーズを行いたいという男性がステージに登場!彼女に気持ちを伝えるサプライズに会場中が男性を応援。真っ赤なバラの花束を手に男性がひざまずいて彼女にプロポーズをすると、見事に成功!客席からは拍手が沸き起こった。
そこへウイルが祝福の歌を歌いながら登場。幸せに包まれた会場はさらに大きな拍手が起こった。ウイルは熱く歌いながら、時おりいたずらっ子のように「ポッポへ!(キスして!)」と二人を冷やかす。幸せそうな二人は照れながらもウイルとファンを前にリクエストに応えた。そしてウイルは歌い終わると「おめでとうございます」と、真っ先に彼女にハグをしに行き、男性をヤキモキさせる場面も。そんなウイルをイ・ヒョンとソクホが連れ戻しにいくという「Re-Bro」らしい愉快な3人の姿も見られ、ファンの笑いを誘った。
そして幸せの笑顔が溢れる会場で、アンコールに応えて「2 Step」。アップテンポな曲調に客席はオールスタンディング。手拍子に「ワン、トゥー、スリー」のかけ声もバッチリ決まって盛り上がりは最高潮へ。客席のライトも明るくなると最後は「酔いの勢いで」。ウイルは客席に降りると、後方のファンの席に来て一緒に踊って盛り上げてみせた。イ・ヒョンとソクホも左右のファンにサービス。そして最後は3人で何度も深々とお辞儀をし、「Thank you!」「ありがとうございます」とファンに感謝の気持ちを示した。
アンコールを含め全28曲。3人の音楽に対する情熱が溢れ出るステージ。聴いたことのあるおなじみの曲もどこか懐かしい新しい曲との出会いも、音楽の素晴らしさを教えてくれる「Re-Bro」。大人な3人による、しっとりと落ち着いた大人のための贅沢なコンサート。ロマンティックな秋の夜に「Re-Bro」 の歌声がファンの心を温かく包み込んだ。
次回「キスの記憶」コンサートは12月13日(土)、14日(日)に開催される予定だ。女性同士、あるいはカップルや一人でもRe-Broの音楽を堪能してはどうだろうか。次のステージも楽しみだ。
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