アジア大会ボクシング女子ライト級授賞式
アジア大会ボクシング女子ライト級授賞式
1日、仁川仙鶴体育館ではアジア大会ボクシング女子フライ級、ライト級、ミドル級の決勝戦が行われた。ライト級決勝の舞台に上がったパク・ジナ(25、保寧市庁)は中国選手に負け、惜しくも銀メダルとなった。

 事件はその直後に起こった。ライト級の授賞式で銅メダリストのサリタ・デビ(インド)がメダル受け取りを拒否したのだ。

 前日の準決勝でパク・ジナに判定負けしたサリタ・デビは、試合直後に判定に対して強く不満を表した。インド関係者も「韓国がボクシングを殺した」という表現までし、露骨に不満をぶつけた。

 その不満は授賞式まで続いた。サリタ・デビは自身の銅メダルをパク・ジナの首にかけ、“無言の抗議”を行った。インドの記者らは待っていたかのようにフラッシュを浴びせた。

 驚いた表情を浮かべたパク・ジナはメダルをサリタ・デビに返したが、彼女は受け取らず、銅メダルを置いてその場を去った。

 これで終わりではなかった。次の授賞式のためにボランティアメンバーが銅メダルを摘むと、それを見たインドの記者たちが興奮し始めた。ボランティアメンバーが銅メダルを盗もうとしたと誤解したようだ。ボランティアメンバーは競技運営委員会側にメダルを渡そうとしたが、記者らと意思疎通ができず、場は混乱した。

 しばらくして韓国の関係者が説明に入り、騒動はひと段落したが、会場の雰囲気は異様だった。銀メダルを獲得したパク・ジナも記者会見で同件に関する質問の嵐に、表情を硬くした。

 問題の準決勝は乱打戦となり、サリタ・デビがやや優勢に試合を進めたように見えたが、判定は3-0でパク・ジナの勝利。インドのコーチ陣が激しく抗議したが、受け入れられなかった。パク・ジナは判定物議について「私は一生懸命に良い戦いをしたし、判定は審判の役割だと考えている」と伝えた。

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