【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が10日、韓国北部の京畿道漣川郡で民間団体が飛ばした批判ビラに向け銃撃を加えた問題で、漣川地域のほかに京畿道坡州市の北側の北朝鮮地域でも銃撃が行われていたことが分かった。坡州市の烏頭山統一展望台では別の民間団体によるビラ散布が行われていた。 合同参謀本部作戦本部の申源湜(シン・ウォンソク)本部長は13日、国会国防委員会の合同参謀本部に対する国政監査で、新政治民主連合の陳聲準(チン・ソンジュン)議員から烏頭山統一展望台の近隣における銃撃の有無について問われ、10日午前に北朝鮮地域で銃撃があったことを明らかにした。 申本部長は、発射された場所が展望台から7~8キロ離れた北朝鮮地域だったとした上で、「銃弾が北側地域に落ちたと推定されたため、対応射撃をしなかった」と説明した。 軍当局は10日午後に発生した漣川地域における銃撃について説明を行った際、同日午前に坡州の北側の北朝鮮地域から銃声が聞こえたことは公開しなかった。 同日午前11時ごろ、韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」は軍事境界線に近い烏頭山統一展望台で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制を非難するビラ20万枚を大型風船につけて飛ばした。 yugiri@yna.co.kr
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