“阪神タイガースの守護神”オ・スンファン(呉昇桓、32)が日本プロ野球デビュー1年目から印象的な投球で活躍した。しかし、日本シリーズでは1勝4敗で準優勝に終わった。
“阪神タイガースの守護神”オ・スンファン(呉昇桓、32)が日本プロ野球デビュー1年目から印象的な投球で活躍した。しかし、日本シリーズでは1勝4敗で準優勝に終わった。
“阪神タイガースの守護神”オ・スンファン(呉昇桓、32)が日本プロ野球デビュー1年目から印象的な投球で活躍した。しかし、日本シリーズでは1勝4敗で準優勝に終わった。

オ・スンファン の最新ニュースまとめ

 オ・スンファンは初年から信じがたいほどの適応力を見せた。64試合で66 2/3イニングを投げ、2勝4敗39セーブ、平均防御率1.76、奪三振81を記録した。

 オ・スンファンの存在感は大きな試合ほど目立つ。クライマックスシリーズ(CS)では6試合すべてに登板し、4セーブ1ホールド平均防御率2.16でその威力を発揮した。特に、広島とのファースト第2戦での3イニング無失点の力投で強い印象を残し、CS・MVPを受賞した。いままで韓国人選手の誰もが成しえなかったポストシーズン賞だった。

 阪神はシーズン最終5試合とCS6試合に続き、日本シリーズ第1戦まで12試合連続でオ・スンファンを投入し、絶大な信頼感を寄せた。オ・スンファンも強烈な投球と揺れないメンタルで期待に応えた。

 しかし、日本シリーズ第4戦では残念な結果を残すことに。阪神が1勝2敗で迎えた一戦で、延長10回1死1,2塁の危機で登板したオ・スンファンは中村晃(24)にサヨナラスリーランホームランを打たれた。事実上、シリーズの行方を左右する瞬間だった。

 第5戦を控えた前日、サヨナラ3ランを振り返ったオ・スンファンは「大きな試合でのサヨナラホームランは大きい。良い球であれ失投であれ、ホームランということは基本的には打者がうまく打ったということ」とし、「すべての失敗はわたしにある。捕手のサインや投手の交代タイミングは関係ない。それは言い訳に過ぎない。すべての責任と過ちはわたしにあるのだ」と強調した。

 また、「最も大きいのはわたし自身だ。わたしが一番の問題だった。交代タイミングなどは結果論に過ぎない。タイミングは監督とコーチが決定するものだが、監督はわたしよりも野球をよく知り、現場の感覚にも優れている」と伝え、自身の球一つで批判を受ける監督・コーチを気に掛け、彼自身の責任感を強く言及した。

 準優勝が確定した際、オ・スンファンは「来年のシーズンは準備をしっかりとしたい。ことしのように日本シリーズでホームランを打たれないように努力する」と話した。

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