<b>4thアルバム収録曲『飛行機』
オン・オフラインチャート1位席巻</b>

コブギ の最新ニュースまとめ

「初めからウサギとも勝負にならない亀(コブギ)たちだね。洗練された英語の名前を使わずに“コブギ”なんて…」
「“オルチャン”“モムチャン”スターでなければ、名刺も出せない音楽界で、こんなダンスグループは初めてだよ…」

3人組混声グループ<コブギ(Turtles)>が、「見たか!」とばかりに浮上してきた。
1年8か月ぶりに発表した4thアルバムタイトル曲『飛行機』が、オンライン音楽サイトとコミュニティサイトでストリーミング、MP3ダウンロード、ミニホームページBGMチャート1位を席巻している。

音楽サイトBugs musicでは音源公開13日間で、有料MP3ダウンロード9000件、ストリーミング100万件を突破。また、放送回数チャートでも1週平均220回以上を記録し、3週間1位(エアーモニター集計)を独占し、4thアルバム『コブギ、買います!』もまた、PSY(サイ)4thに続いて2番目のセールスを記録している。
デビュー4年半で獲得した1等賞、ノロノロ歩きながらトップになった亀そのものだ。

<b>コブギの時代が来た!</b>
「少し前にしたって、周りから“お前らがコブギなら俺はウサギか?”“ 甲羅はどこへやった?”とからかわれることが多かったですね。姑息な手段を使わず、亀のように一歩一歩進もうと決意していたのですが、今になって、グループ名に責任を持つことができました。」(タートルマン)
「まだ人気者という実感はありません。以前は1日に9つくらいスケジュールが詰まっていたけど、今はタートルマンの体のため、スケジュールは2~3つだけです。それでもステージに立つ時、観客が『飛行機』を口ずさむのを見ると、とても不思議な気分です」(クムビ)
“牛追い唱法”に代表されるミディアムバラードや、セクシーダンス一色の女性アーティストたちの中で、「青空の上へ悠々と飛んでいく~」という歌詞の『飛行機』は、やや童謡がかった健全な曲に思える。ありがちな恋愛話がまったくないのがおかしいくらいに。人々の裏をかいたようなこの曲は、憎らしいほど簡単で簡潔だ。

「クラシックやオペラが宮中料理だとしたら、僕らの音楽は誰もが手軽に食べられるトッポッキ、ジャージャー麺というとこでしょうか?ずば抜けた歌唱力や作詞力はありませんが、誰でも気軽に聴ける、引越し・お見合い・旅行といった日常の素朴なエピソードが収められた庶民的ミュージックなんでしょうね」(タートルマン)

<b>基本に忠実</b>
コブギのフロントであるタートルマン(イム・ソンフン/36)と女性ラッパー兼ボーカルZ-E(イ・ジヒ/26)が出会ったのは10年前で、その歴史はかなり長い。2001年12月、『四季』が収録されたデビューアルバムを発表した彼らは翌年、女性メインボーカルのクムビ(ソン・ヨノク/24)を迎え入れ、2枚のアルバムを発表。『ウェイレ(どうして)』『ビンゴ』などをヒットさせた。ちょっと見ると平凡なダンスグループだが、作詞・作曲・プロデュースは全て彼らが行っている。

「数多くのダンスグループがあるけれど、亜流グループになりたくはないんです。外部の作曲家から曲をもらったこともありますが、それじゃ“コブギ”が歌っても“ウサギ”が歌っても同じじゃないですか。幼稚でも、高尚であっても、自分たちで作って歌うのが道理だと思います」(タートルマン)
「最も韓国的なダンスを標榜する私たちの音楽は、“ズンチャッ、ズンチャッ”というリズムに魅力があるんです。牛追い唱法もありません。ただ基本に忠実でいたいんですよ」(Z-E)
瞬間、インタビュー中、しきりに汗をぬぐうタートルマンが痛々しかった。昨年4月に心筋梗塞で倒れ、死の境目をさまよった彼は、2度の手術後、ようやく峠を越した。生死の狭間でも彼は頭の中に浮び上がるメロディを携帯電話に録音し、その曲がまさに『飛行機』だ。

「血液循環の薬からアスピリンまで、7~8種類の薬を一生飲み続けないといけないようです。外国に出る時には薬が多すぎて申請までしなきゃならない状況ですが、それでも本当に気分がいいのは、『飛行機』が人気を得られたことです。全て2人のおかげです。2度目の人生で、飛行機のように飛べることになるとは」(タートルマン)
「私たちは口グセのように言い合っています。年をとって大変でも、アルバムは死ぬまで出し続けようってね。私たちが結婚したら、タートルマンが冷蔵庫を買ってくれるんですって。それをもらうためにも、最後まで歌わなきゃ」(Z-E)

“不調和の中の調和”といいながら笑う彼ら、鳥肌の立つ“コブギ(亀)”は初めてだ。今ようやく、その寓話の中の亀ではない、新しい歴史を書きかえる“コブギ”ストーリーを聴く時が訪れた。


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