青瓦台(大統領府)は27日、秘書室職制を一部改編し政務チーム長を兼任する政務秘書官を新設、鄭泰浩(チョン・テホ)報道官を任命すると発表した。報道官の後任には尹太瀛(ユン・テヨン)演説企画秘書官が就く。また、従来の企画調整秘書官を政務企画秘書官に名称変更し、蘇文相(ソ・ムンサン)企画調整秘書官を任命する。

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 鄭報道官は同日の定例会見で、国会と政党の意見を取りまとめ相互協力を強化するため、政務チームを新設することを決定したと説明した。

 今回の職制改編の特徴は、秘書室内公式組織として政務チームを復活させた点だ。政務チームは秘書室長直属で政務秘書官と政務企画秘書官から構成される。青瓦台秘書室は2004年5月に政務首席職を廃止し政務機能を縮小してきた。昨年5月には政務企画秘書官の名称を企画調整秘書官に変更し、「政務」関連職制は完全に姿を消した。今回政務チームを新設したのは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権も後半に入り、秘書室の政務機能を強化するためと分析される。また、盧武鉉政権初期に1年2か月間にわたり報道官を務め、広報首席秘書官候補にも挙がっていた尹秘書官を再度報道官に起用したのは、マスコミに対する広報力を強化する意図と思われる。

 青瓦台はこのほか、李康哲(イ・ガンチョル)政務特別補佐官のほかに非常勤を追加任命し、政務特別補佐官団を設けることも検討している。

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