イ・スンヨプ の最新ニュースまとめ
日本でも活躍し、韓国でも“国民的バッター”とされる李承ヨプ(イ・スンヨプ)は、昨シーズンを振り返りこう語った。
2012年に日本プロ野球界を後にしたイ・スンヨプは、古巣の韓国・三星(サムスン)ライオンズに戻った。2012年は“国民的バッター”らしい活躍を見せたものの、2013年は443打数112安打、打率.253、ホームラン13本、69打点、62得点と成績は下降していった。そうして迎えた2014年シーズンは見事な変化を遂げ、506打数156安打、打率.308、ホームラン32本、101打点、83得点、5盗塁を記録し、“国民的バッター”の名誉を挽回した。
ことし、数え年で40歳となるイ・スンヨプ。「野球では年齢、学歴、財力などは全て無意味だ。実力だけで勝負しなければならない。球場に行けば20歳でも40歳でも同じだ。後輩たちに遅れをとらないようにするだけだ」と強調した。
<b>―個人では通算4回目となる韓国シリーズ優勝、おめでとうございます。昨シーズンを振り返って自分に点数をつけるとしたら?</b>
韓国シリーズでは期待してくださっていた姿を見せられなかったが、チームが優勝したので満足している。個人的には2013年とは違う姿を見せられたようで、安心した。自分自身に90点ぐらいはあげたい。
<b>―韓国シリーズで自分の思い描いた姿を見せられなかった理由を挙げるとしたら?</b>
韓国シリーズ前にコンディションがすごく良かったので安心しすぎてしまったと思う。良すぎたことが逆に慢心に変わってしまった。韓国シリーズの2日前からコンディションが急に悪くなった。試合前日から不安になったが、案の定、不吉な予感は的中した。それでもチームは勝ったから楽な気持ちでオフシーズンを過ごしている。
<b>―練習の時に重点においていることは?</b>
先月24日から練習を始めた。フィットネスセンターなどに通って運動をしているが、個人的にはこのぐらいから始めればキャンプでも遅れをとらないと思う。例年に比べて練習強度は少し低くした。ケガの防止とバランスの維持に神経を使いながら、自分が持つ力を100%発揮できるように準備中だ。コンディションはどんどんよくなっている。
<b>―昨シーズンは打撃姿勢を一部変えていい結果を出したが、今回も変化させる部分は?</b>
打つ時の手の位置を少し修正するかどうか考えている。韓国シリーズの時、良くない姿を見せたのがずっと心に残っている。キャンプの時に打撃コーチに相談してみるつもりだ。年齢と打撃コンディションを考慮して実践で最善のコンディションを発揮できるフォームを作っていく。
<b>―いつの間にか(数え年で)40歳ですね</b>
まだ実感はない。周りから「お前ももう(数え年で)40歳になるね」と言われるが、肉体的には全く感じない。野球では年齢、学歴、財力などは全て無意味だ。実力だけで勝負しなければならない。球場に行けば20歳でも40歳でも同じだ。後輩たちに遅れをとらないようにしようという気持ちだけだ。
<b>―昨シーズンは歴代最高齢の3割・ホームラン30本・100打点を達成したが、来シーズンはさらに期待が高まるのでは?</b>
人の欲は本当に果てないものだ。このぐらいやったから、次はもっとあそこまでいきたいと思っても、その通りにはならない。一瞬一瞬に最善を尽くすという思いだ。今の感じはすごくいい。少なくても打率.280、ホームラン20本、80打点ぐらいの成績を残さなければならないと思う。
<b>―来シーズンから10球団(昨シーズンまで9球団)となり、試合数も増えますね</b>
打者には肯定的な要素になると思う。4日間、試合が空いてしまうと、まるで1週間以上休んだような感じになる。そのくらい実践感覚を維持するのによくない。一方で、投手にとっては休息期間が減ることになるので、打者の方が有利になると思う。それに日本で142試合までやっていた経験があるので、あまり大変だとは思わない。韓国は日本よりも移動距離が少なく、ナイターも多いので夏の練習も調節することができるので、大して差し支えないと思う。
<b>―日本のオリックス時代に共に戦ったアルフレッド・フィガロ選手が三星ライオンズ入りすることになったが、イ・スンヨプ選手の影響は大きかったのでは?</b>
2011年に一緒に戦ったが、本当にいい人で、同じマンションに住んでいて親しくしていた。フィガロに「後で韓国で一緒に戦おう」と話していたが、それが実現した。グアムキャンプが楽しみだ。早く会いたい。同じ選手としてフィガロが最高の成績を残せるように様々な面から支援していくつもりだ。
<b>―柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督は来シーズンもイ・スンヨプ選手をキープレーヤーに挙げているようだが…</b>
そのくらい責任を持ってやりなさいという意味ではないだろうか。僕も野球に対する欲は深い。昨シーズンが良かったからといって、そのままベンチにいられるとは思っていない。若い選手と競争をすることには変わりない。僕は後輩たちに遅れをとらないようにして、後輩たちは僕を越えようとする。それが、リュ監督が望む一番理想的な姿ではないかと思う。
<b>―現在のホーム球場である大邸(テグ)市民運動場野球場はことしで最後になるが、感慨深いのでは?(老朽化のため、大邸市内に新しく球場を建設し、2016年からそちらに移る)</b>
有終の美を飾りたい。目標は5連覇だ。青いユニフォームを着たコーチや選手の目標であり、義務だ。理由なく、無条件に勝つという思い、それだけだ。小学生の時に大邸球場に来て、プロ野球選手を夢見て、高校卒業後にはこの大邸球場でイ・スンヨプという名前を全国の人に知ってもらった。新しい球場で戦えるという喜びとともに寂しさもある。5連覇を達成して、大邸球場と美しい別れをしたい。
<b>―来シーズンは(韓国プロ野球内で)個人通算400本のホームラン数を始め、各種の記録がかかっていますね</b>
ホームラン数400本というのは特別な意味があると思う。8年間、韓国プロ野球から遠ざかっていたが、韓国で400本を達成することに意味がある。自分でもここまでくるとは想像もできなかったし、この年まで戦えるとは夢にも思っていなかった。ましてやホームラン400本なんて考えたこともない。韓国プロ野球初となる記録に期待している。
<b>―ずばり、来シーズンの目標は?</b>
さっきもお話したように、少なくても打率.280、ホームラン20本、80打点の成績を残さなければと思う。そのために技術的なことよりも144試合戦える体力がなければならない。指名打者といっても若くないので体力の管理をしっかりして、球場で常に活気あふれるプレーをお見せしたい。ベテランとして後輩たちとうまくやり、5連覇を果たせるように最善を尽くす。ベンチでもしなければならないことがある。様々な面でやることが多い。
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