ソウル・道峰区(トボング)の住宅で江原道(カンウォンド)・華川(ファチョン)陸軍某部隊所属のA級関心兵士(韓国軍の適性検査で部隊生活への適応が難しいと判定され、持続的に観察しなければならない兵士)・カン某一等兵(23)が母親を殺害して逃亡したとみて、警察が追跡している。

 26日、ソウル道峰警察署によると、去る22日午後6時56分ごろ、道峰区・放鶴洞(パンハクトン)の2階一戸建て住宅1階で、イ某(54・女性)氏が死亡しているのが発見された。警察はイ氏が鈍器で殴られ頭蓋骨骨折により殺害された後、防火があったとみて、息子であるカン一等兵を容疑者と特定し、追跡捜査中だ。

 カン一等兵は火災直前の午後6時40分ごろまでは自宅におり、6時56分ごろ自宅を出て移動したことが確認された。彼は休暇を終えた事件当日、部隊に戻らなかった。イ氏は18年前に夫と離婚し、食堂で従業員として働き、事件現場となった一戸建て住宅の1階で息子カン一等兵と2人きりで生活していたことが伝えられた。

 警察関係者は「クレジットカード決済やインターネット接続などは確認されていない」として「CCTV等を通して移動経路を追跡中」と話した。

 一方、カン一等兵と同じ部隊所属のA級関心兵士・ハ某二等兵(22)は、去る22日午後6時15分ごろ、蔚山(ウルサン)・南区(ナムグ)の自宅で首をつった状態で発見された。自殺と見られている。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0