仁川(インチョン)地検で2日に行われた2回目の公判で、冨田被告側の弁護人は「身柄拘束をされると思い、容疑を認めただけだ」とし、1回目の公判に続いて容疑を否認した。
弁護人は「冨田被告が生まれて初めて犯人として韓国の警察で取り調べを受け、冷静さを失った。外国で起きた刑事手続きに防御能力を失った状態だ」とし、「警察官が『犯行を認めれば日本へ行く飛行機に乗れるし、否認すれば帰ることはできない』と言った」と説明した。
冨田被告は、仁川アジア大会期間中の昨年9月、韓国人記者のカメラを盗んだ容疑で略式起訴され、罰金100万ウォンの刑を受けた。
しかし日本に戻った冨田被告は容疑を否認する記者会見を開き、韓国の法廷での正式な裁判を請求した。
冨田被告は先月12日に開かれた初公判で「カメラを盗んだ事実はない。カメラには全く興味がなく、盗む動機もない。盗まれたとされるカメラは、専門家が使うカメラだということは知っている。私はレンズのはずしかたすら知らないくらい、カメラの知識や経験がない」と容疑を否認していた。
検察は略式起訴した当時、法廷に提出した証拠と監視カメラの原本を裁判部に提出しており、現在監視カメラの映像を鮮明にする作業を行なっているという。
冨田被告の次の裁判は、4月9日午後2時に仁川地裁で行われる予定。
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