韓国野党、次期首相候補に辞退を要求

韓国最大野党の新政治民主連合は14日、李完九（イ・ワング）次期首相候補に自ら辞退するよう強い攻勢に出ている。

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　新政治民主連合のキム・ジヌク副報道官は論評で「これ以上、国民と大統領府、与党に負担をかけず、自ら去就を整理しろ」とし、「それが国民に対する礼儀であり、指名した朴槿恵（パク・クネ）大統領に対する最後の礼儀ではないだろうか」と述べた。

　また「イ候補が『改革のカード』ではなく『旧態のお荷物』になってしまった」とし、「政策推進動力を得るために輸血をしたが、むしろ血税の負担になる状況なら自らの去就を整理するほうがいい」と圧迫した。

　ムン・ジェイン代表が13日に提案した国民世論調査に関しては「実際、世論調査をするという意味もあるが、『国民世論』に従わなければならないという意味の方が強い。国民世論はすでに否定的だという判断をしたが、相変わらずイ候補を推そうとし、一方通行の人事をしようとすれば、朴政権3年目を導く動力になるのか？」と答えた。

　与野党が合意したとおり、16日の本会議でイ候補者の任命同意案を判断する予定。しかし新政治民主連合の内部では、相変わらず反対気流が圧倒的で、16日も票決に参加しない可能性が高いと見られている。