「ZE:A J」左からヒチョル、ミヌ、ドンジュン、ケビン、テホン
「ZE:A J」左からヒチョル、ミヌ、ドンジュン、ケビン、テホン
9人9色の魅力を放つ「ZE:A」のケビン、テホン、ヒチョル、ミヌ、ドンジュンの5人からなる日本限定ユニット「ZE:A J(ゼアジェイ)」。

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 「J」はJapanのJのほか、Jewel(宝石)、Joy(楽しさ)、Jolly(スリル)、Justice(正義)、Join(つなぐ)などの日本と韓国をつなぎ、「ZE:A」集合体とはまた異なるスリルと楽しさを伝えられるグループになるよう命名された。

 ケビンは歌唱力と英語を生かしてラジオDJ、テホンは格闘技、ヒチョルは俳優、ミヌは日本人2人と組んだ「3Pieces☆Lovers」というユニットで日本デビュー経験もあり、ドンジュンは日韓でミュージカルを中心に活動するなど、さまざまな資質を備えた個性あふれる“オールマイティエンターテイナー”なグループでもある。

 そんな彼らが、1stシングル「ルーレット」の発売日である1月21日(水)、東京・渋谷TSUTAYA O-EASTにて、昨年11月の「ZE:A Five Show」に続き、2回目となる「ZE:A J Five Show Vol.2」を開催。

 「ルーレット」の収録曲を中心に、グループのステージだけでなく、個性あふれるソロステージやゲームコーナーまで盛りだくさんのステージを披露し、昼夜2公演でファンを熱狂させた。

 1部から平日の昼間にもかかわらず、会場にはペンライトやうちわを手にした多くのファンが詰め掛け、ライブ開始前から客席は熱気に満ちていた。

 定刻ちょうどに場内が暗転。「ZE:A」のリーダー、ジュンヨン制作した、日本のファンへ向けたミディアム・テンポの「With You」で幕を開け、まずはドンジュンが歌いながら登場。続いて、ケビンとミヌ。徐々に歓声が増していき、最後にヒチョルとテホンが登場。黒やグレーなどモノトーン系の衣装でシックに決めた5人が揃うと、悲鳴のような大歓声が鳴り響き、1曲目から観客のボルテージが一気に上がった。

 その勢いのまま、次は「ONE」の日本語バージョン。ミュージカルのワンシーンのように、リズミカルに指を鳴らしながら中央に集まり、楽しげな表情で視線を交わすメンバーたちの姿に、ファンもノリノリで、自然と笑顔があふれた。

 「僕たちは『ZE:A J』です!」と全員であいさつした後、「ニューチームです。『ZE:A J』のミヌです」、「『ZE:A J』のテホンです。よろしくお願いします」、「『ZE:A J』と『ZE:A』と『ZE:A FIVE』の末っ子ドンジュンです」、「皆さん初めまして(笑)。『ZE:A J』のヒチョルです」、「『ZE:A』と『ZE:A J』と『ZE:A FIVE』と『NASTY NASTY』とアリランDJのケビンです」と個性豊かに自己紹介。その後、韓国で忙しく過ごしていたというメンバーたちが、それぞれ近況トーク。

 ケビンはラジオ、ドンジュンはミュージカル「All Shook Up」に出演していたという話から、ドンジュンが劇中歌を突然アカペラで歌い出し、ケビンがボイパで加勢。2人の思わぬコラボに、客席からは大きな拍手が送られた。ミヌも日本で、2月16日から池袋サンシャイン劇場で上演されるミュージカル「僕らのイケメン青果店~チョンガンネ」に向けて稽古中だと明かすと、ドンジュンが「ミヌ君が本当にたくさん準備しています。期待してください!」と援護射撃をし、メンバー愛をみせた。

 ここからはソロステージ。「ZE:A」でボーカルを務める3人がその実力を遺憾なく発揮する。トップバッターのミヌは「緊張しています。応援よろしくお願いします」と言ってから、ソン・シギョンのヒット曲「ならいいのに(チョウルテンデ)」を感情豊かな歌声で魅せた。続いて、英語が堪能なケビンはBrian McKnightの「Shoulda Woulda Coulda」をスポットライトに照らされながら、セクシーに、ムードたっぷりに歌い上げた。そして、「次は僕です」と登場したドンジュンがBoAのバラードソング「Everlasting」を。1番は韓国語、2番は日本語で、女性曲ながら、高音部分もパワフルで伸びのある美しい歌声を響かせ、観客を魅了した。

 舞台袖からメンバーたちが続々とステージに集まり、褒め合い合戦に。ヒチョルが「みんな、カッコいいです!」と言えば、ドンジュンも「ミヌ君のステージが本当にカッコよかったです」、ケビンも「ドンジュン君すばらしい!」と互いを称えあう姿がほほ笑ましく、メンバー間の友情や絆が垣間見えた。

 ゲームコーナーでは、司会のYumiが進行を務め、「健康ジュースを作ろう!」がスタート。抽選で選ばれたファン5人が、メンバーとペアを組み、用意された20種類の材料から各チーム4種類を選び、健康ジュースを作ることに。出来上がった5つのジュースをシャッフルし、その中からそれぞれ見た目で1つを選び、飲み干すのが一番遅かったチームが罰ゲームというルールだ。材料の中には、みかん、りんごなどのフルーツに混じって、わさび、コチュジャン、しょう油、玉ねぎ、酢なども。

 中でも、ドンジュンチームが選んだ生姜、キムチ、にんにく、きゅうりを混ぜたジュースは、全員が飲みたくない、と大不評(笑)。当のドンジュンも「きょうで『ZE:A J』は最後ですね(笑)」と自虐的になるほどだったが、最終的にそのジュースを選んでしまったのは、ヒチョルチーム! 案の上、あまりの臭さに悶絶し、ヒチョルはギブアップ。客席に「これを飲めるという人がいたら、抱きしめてあげる」と言うと、なんと4人のファンが名乗りを上げ、「おいしい」とあっという間に飲み干すファンたち。ヒチョルは約束通り、4人を抱きしめ、健闘を称えた。

 罰ゲームは、メンバーたちの提案で、普段あまり愛嬌を見せないというヒチョルに、お尻で自分の名前を書いてもらうことに。ジャケットを脱ぎ、客席にお尻を向けて立つヒチョル。豪快にハングルで「チョン・ヒ・チョル)」の3文字を尻文字で披露し、会場を沸かせた。ゲームコーナーでは、メンバーたちがペアを組んだファンを優しく気遣いながら、コミュニケーションを取り、一緒に楽しむ姿が印象的だった。

 ライブ後半戦は、「この後もゲームの後遺症が残りそう」とダメージが大きかった(!? )ヒチョルの他にも、玉ねぎ入りのジュースを飲み、臭いが消えず気持ち悪そうなテホンのソロステージから。たっぷり水を飲み、「大丈夫です!」と気合を入れたテホンは、今回は演歌ではなく、かわいいイメージを見せようと、この日のために練習してきたという「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」を熱唱。客席の手拍子にのって、テホンは気持ち良さそうに歌い、会場全体で盛り上がった。

 続いて、他の4人もステージに集まり、「嵐」の「WISH」を披露。5人揃ってステップを踏む場面では、ドンジュンがオーバーな動きで踊るハッスルぶりがファンの笑いを誘い、つられるようにケビン、テホンもオーバーな動きをして見せるなど、メンバーたちが自由にのびのびと楽しんでいて、観ているファンもワクワクするステージとなった。ケビンの話では、この曲は当初、自由に振付をする予定だったが、練習段階でドンジュンがあまりにも気分良さそうに面白く踊っていたので、それをみんなで踊ることにしたとか。歌い終えたドンジュンは満足そうに「気持ちいい~」と満面の笑みを浮かべた。

 次の曲はドンジュンが作詞作曲した「ポナンマル(It was you)」。ケビン、ドンジュン、ミヌの大人っぽい雰囲気の歌声に、観客もうっとり見とれていた。雰囲気をガラリと変え、ダンサンブルな「Never End(日本語Ver.)」では、メンバーたちのセクシーすぎるダンスにファンは大絶叫。「カッコいい~」という黄色い声援が飛び交った。

 MCに入り、「久しぶりにダンスをしました」というミヌに、ドンジュンが「ことし、何歳ですか?」と聞き、年齢の話題に。そして、「末っ子が25歳です。残念ですけど、もうおじさん(笑)」とドンジュン。ケビンは「ことし初めてダンスをしました。難しいです。28歳ですから(笑)」とダンスをしながら、息が切れるようなジェスチャーをし、客席を大爆笑させた。

 そして、ケビンが「きょう、僕たちのシングルがリリースされました!」と言うと、客席から大きな拍手が上がり、お祝いムードになったところで、最後にお待ちかねの新曲「ルーレット」を披露。ケビンが作詞作曲した曲であり、ブラスバンド演奏が新鮮なビートを利かせたダンスナンバーだ。耳に残る軽快なメロディーや歌詞に、観客も自然と身体を揺らす。そんなファンに応えるように、メンバーたちは熱いパフォーマンスで、会場を最高潮に盛り上げ、ラストを締めくくった。

 アンコールを求める「ZE:A」コールで、再びステージに登場した5人は、ダンスナンバー「後遺症」を披露。ファンのぴったり揃った掛け声で、会場は一体感に包まれ、最後まで熱気が渦巻いていた。

 メンバーは口々に「ありがとうございました!」と笑顔で手を振り、全員で「以上、『ZE:A J』でした!」とあいさつ。ドンジュンが「ハイタッチで会いましょう」と言いながら、ステージを後にした。

 その後、ファンクラブの会員を対象にしたハイタッチ会、限定写真撮影会で、たっぷりファンと触れ合った『ZE:A J』。それぞれがグループ、ソロのステージで多彩な一面を見せただけでなく、MCではケビンを中心に楽しい掛け合いトークを展開。途中で、語尾を強めて話すのが面白くなり、全員で悪ノリを始める場面もあったりと、和気あいあいとした雰囲気で、ファンを終始楽しませた。

 新たな一歩を踏み出した「ZE:A J」が今後、どんな活躍をするのか、大いに期待されるところだが、ことしのバレンタインは「ZE:A」が2月12日に渋谷公会堂、14日にNHK大阪ホールでコンサートを開催。今度は「ZE:A」として、また異なる魅力を見せてくれることだろう。


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Photo ユ テヒョン
Hair &Make 大山幸子、八木基徳(spin)
Styling チョン アルム




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