韓国政府が、アニメーションやキャラクター産業のグローバル競争力確保のために2019年までの4年間で3800億ウォン(約412億円)を投資することにした。(提供:news1)
韓国政府が、アニメーションやキャラクター産業のグローバル競争力確保のために2019年までの4年間で3800億ウォン(約412億円)を投資することにした。(提供:news1)
韓国政府が、アニメーションやキャラクター産業のグローバル競争力確保のために2019年までの4年間で3800億ウォン(約412億円)を投資することにした。

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 文化体育観光部は26日、政府ソウル庁舎で会見を開き、「アニメーション・キャラクター産業の育成のための中長期計画」を発表した。

 文化体育観光部によると、アニメーション産業は2007年に創作の売上が下請の売上を超え、2013年には創作の売上比率が70%を占め、乳幼児市場を中心に海外進出も活発になったという。キャラクター産業も2009年以降、輸出が88.7%に増加している。

 しかし、中小企業中心の脆弱な捜索基盤と、乳幼児及び放送用に偏った狭い市場構造、優秀・専門人力の不足、キャラクター違法コピーの蔓延などによって世界水準の競争力を確保するのが困難な状態である。

 これに対して文化体育観光部は、今回の中長期計画を通じて2019年までアニメーション分野に2000億ウォン(約217億円)、キャラクター分野に1300億ウォン(約140億円)、専門投資ファンド500億ウォン(約54億円)の計3800億ウォンを支援・投資し、2つの産業を積極的に育成する計画である。

 アニメーション創作力を強化するため、2017年まで「自動支援制度」を申請し、作品の放映と上映実績によって、次回作の企画・制作費を支援し、500億ウォン規模のファンドを追加で結成して投資も強化する。

 またWEBやモバイル、IPTVなどのニューメディアプラットフォームを活性化できるよう新規チャンネルを構築し、劇場用アニメーション公開の支援と放送事業者が作品購入時に放映権料の支援も行う。

文化体育観光部は、アニメ放送前後にキャラクターを使った広告を禁止している規制を関係機関と合意し、緩和できるようにして関連キャラクター事業が活性化されるようにする予定。

 これとともに「アニメーションやキャラクターの融合創作センター」を構築して小規模の創作集団や1人の創造企業のアイディアが現実化できるインキュベーティングなどの事業家を支援する。

 アニメーションとキャラクター産業の海外進出を総合的に支援するため、2017年まで海外の主な拠点に「ビジネス支援センター」を構築して、韓国コンテンツ振興院の米・英・日・中の事務所機能を強化する計画である。

 文化体育観光部のユン・テヨン文化コンテンツ産業室長は「世界のアニメーション・キャラクター市場は2018年までに200兆ウォン(約21兆円)規模に成長する展望で、韓国の業界にはとても大きなチャンスだ。潜在能力が発掘されるよう民間のアイディアを覚醒させて、世界市場に出て行けるような産業環境を積極的に造成して、羽ばたいていきたい」と述べた。

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