チョー・ヨンピル の最新ニュースまとめ
片目の侠客エリックが視聴率を引き上げている。
23日の初放送が、韓国全国視聴率14.2%で順調にスタートしたMBCドラマ『新入社員』は、俳優としての領域を固めつつあるエリックと、“清純美女”ハン・ガイン、オ・ジホらの人気をうかがわせる。
初回放送に対する視聴者たちの反応は熱狂的。一応、『新入社員』の“水木 上陸作戦”は成功したものと評価されている。“清純美”を捨てたハン・ガインが、雨に濡れて“しみったれた”イメージを、ジャージ姿のエリックは“完全プー太郎”のカンホのイメージを余すところなく見せた。
ドラマの構成も異色的な構成で、視聴者たちの関心を捉えた。友達から冷遇され、漢江(ハンガン)橋を渡るエリックが登場する瞬間、B.G.Mに流れるチョー・ヨンピルの『キリマンジャロの豹』。一瞬にして、単なるB.G.Mとして流れる歌という考えは跡形なく消えてしまった。
グループSHINHWA(シンファ/神話)のメンバーとして活動してきたエリックは、チョー・ヨンピルの歌に合わせて“口パク”を披露し、見る者に“コメディミュージカル”を思わせた。エリックには、演技力が垢抜けたという賛辞が続いた。
昨年のドラマ『火の鳥』への出演後、俳優としての活動を始めたエリックは『新入社員』で、コメディとシリアスを行き来する演技で、ドラマの持ち味を活かした。親友のラーメンを横取りしておいて、「すまない、あやまる」「当たりまえ~」といったセリフからは、コミカルな表情と軽快さがにじみ出ている。
普通、ドラマの清涼剤の役は助演が受け持つ部分だが、初回放送分だけでも、エリックは主人公として清涼剤の役割をうまく果たした。
ジャージ姿のエリック、ダサいハン・ガインに、「エリックとハン・ガインが壊れたからドラマが人気になった」という言葉も出た。第1話中盤から、ヤン・ヒギョンとクォン・ギソンが働いている居酒屋が登場する直前、ねずみが“出演”し、注目された。盛りの過ぎたマダムと、のんびりした酒屋を作り上げるのに、一匹のねずみが一役買ったというわけだ。
第1話で熱狂的な人気を得ている『新入社員』は、毎回異色のテーマが登場する予定。特にエリックは、24日の第2話では異種格闘技を、第4話では片目の侠客に変身、お茶の間劇場の“スーパールーキー”の誕生が予告される。
主人公たちが武林の高手として登場する第4話は、人気ドラマ『海神』の対決シーンを連想させる。ドラマ『快傑春香』が、現在と過去を媒介したものなら、『新入社員』は、現実と空想を行き来し、面白味を届ける。
強いて過去の人気ドラマと比較するとしたら、『Oh!ピルスン ポン・スニョン』のチェリム-リュ・ジン-アン・ジェウクの構図と、ハン・ガイン-オ・ジホ-エリックの構図がオーバーラップする部分がある。酒に酔ったチェリムが壊れた様子でアン・ジェウクと初対面する情況と、失恋して雨に濡れた格好で自殺を試みるハン・ガインとエリックの出会いは類似した部分がなくはない。
また、人気ドラマ『春の日』で、コ・ヒョンジョンがバスに乗るシーンも、エリックがバスに乗るシーンとオーバーラップし、人気ドラマの主人公はバスに乗るべし、というジョークも出ている。『新入社員』ではまた、ハン・ガインとオ・ジホが、バスでキスするシーンが予定されており、このようなジョークを裏づけするものと予想される。
だが『新入社員』は、コメディと辛い思いが程よく合わさった、感動の味がある。コミカルな要素で人気上昇を図り、青年失業の問題に戻ると、悲しそうなエリックが心に残る。“締めたり緩めたり”する面白味でドラマを引っ張っていくのだ。面白おかしい人物の裏にある悲しみが、視聴者たちには別のドラマティックな緊張の始まりとして感じられる。
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