日本人女性らが渡した手紙(江南警察署提供)=23日、ソウル(聯合ニュース)
日本人女性らが渡した手紙(江南警察署提供)=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】一昨年の秋にソウル・江南で道に迷った日本人観光客が自身を助けてくれた韓国の警察官を訪ね謝意を示した。 警察によると、22日午前、50代とみられる日本人女性6人が江南警察署管内の三成第1派出所を訪問した。女性らはつたない韓国語で「カムサハムニダ」「コマプスムニダ」(ともにありがとうございます)と言って、持参した菓子折りと手紙を差し出した。 対応した警察官が日本語のできる知人に電話をかけ通訳を依頼したところ、女性らは2013年10月中旬に韓国で警察官に助けられ、そのときのお礼を伝えるために派出所を訪れたことが分かった。 当時、江南で道に迷い困っていた自分たちを三成第1派出所所属のチェ・チョルファン警衛(警部補に相当)と、イ・ファジュン巡査が見つけ目的地まで連れて行ってくれたというのだ。 チェ警衛は「女性たちは雨の中、三成洞の奉恩寺前で傘も差さずにプレゼントを抱え立ち尽くしていた」と話した。 事情を聞くと女優のキム・ソナさんのファンで所属事務所を訪ねる途中、道に迷ったことが分かった。 チェ警衛とイ巡査は、所属事務所に電話を掛け場所を確認した後、女性たちをパトカーに乗せた。女性たちはスケジュールが合わずキム・ソナさんに会うことはできなかったが、事務所側にプレゼントを渡すことができた。 警察は再び女性たちをパトカーに乗せ、地下鉄三成駅まで送った。 女性たちは日本に帰国後、日本茶や菓子に韓国語で書いた手紙を添えて派出所に送った。チェ警衛も日本語で返事を書いたという。 チェ警衛は「(韓国には)親切な警察官が多いので心配せずにいつでも韓国に来てくださいと伝えたところ、連絡もなく訪ねてきてくださった」と説明した。 また、「警察官として当然のことをしたまで。こんなことまでしていただき照れくさい」と話した。 三成第1派出所は松波警察署機動巡察隊と江南警察署保安課に異動した2人に、女性たちから預かった手紙や菓子折りを伝達する方針だ。 sjp@yna.co.kr
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