「遺族になることが願い」というセウォル号事故の行方不明者家族は、政府と国民に向けてきょうも叫んでいる…「セウォル号には、まだ人がいます」。(提供:news1)
「遺族になることが願い」というセウォル号事故の行方不明者家族は、政府と国民に向けてきょうも叫んでいる…「セウォル号には、まだ人がいます」。(提供:news1)
セウォル号沈没事故から197日目となった昨年10月29日夜、295人目の犠牲者ファン・ジヒョンさん(檀園高校)の遺体が発見された。その12日後、事故から209日が経過した11月11日午前、政府は失踪者9人が残されたまま、セウォル号犠牲者捜索の打ち切りを宣言した。

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 無残にも時間だけが流れ、事故から1年目を迎えるまで、あと15日となった4月1日、350日目となったきょうも行方不明者9人は、愛する家族の元へ帰ることができずにいる。

 行方不明者が最も多いのは檀園高校の学生、教師たち。現在、6人が行方不明のままだ。チョ・ウンハさんの机には、友人が書いた「ずっと欠席するつもりなの?どうか…ウンハ」というメッセージが貼り付けられていた。ウンハさんは「船が45度傾いている」という携帯電話メッセージを家族に送信した後、消息を絶った。

 また、ホ・ダユンさんは修学旅行の数日前、家族写真を撮影した。事故が起きたその日、完成した家族写真が自宅に到着。写真の中でダユンさんは明るく笑っていた。

 「遺族になることが願い」という行方不明者家族は、政府と国民に向けてきょうも叫んでいる…「セウォル号には、まだ人がいます」。


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