会談する両首脳=11日、ヘルシンキ(聯合)
会談する両首脳=11日、ヘルシンキ(聯合)
ヘルシンキで開かれているアジア欧州会議(ASEM)に出席している盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、フランスのシラク大統領と首脳会談を行った。両首脳は会談で、1866年にフランス軍が王室文書を保管する外奎章閣から持ち去った書籍問題について話し合い、2004年の両国首脳会談での合意に基づき両国が満足できる合理的な方法の模索に協力することで合意した。

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 青瓦台(大統領府)の尹太瀛(ユン・テヨン)報道官が明らかにしたところによると、盧大統領は韓明淑(ハン・ミョンスク)首相がフランスを訪れた6月に実務レベルで協議に進展があったと評価し、シラク大統領は難題だが、双方が満足できる案を模索する意向を示した。

 両首脳は、2004年に盧大統領がフランスを訪問した際に合意した通り、両国関係が未来志向の包括的パートナー関係に発展していることに満足感を示し、両国の経済・通商・外交など諸分野において協力を一層強化していくことで一致した。

 盧大統領は、北朝鮮問題の平和的な解決と朝鮮半島の平和定着に向けたフランスの建設的な役割を要請し、シラク大統領は韓国の平和繁栄政策に対する確固たる支持を再確認した。また、韓国が2012年万博の麗水招致や2014年冬季五輪の平昌招致を進めていることについて、朝鮮半島の安定と国家間の交流に貢献するとの見方を示した。

 シラク大統領はこのほか、韓国が国際連帯税の導入を決め、成立に向けた手続きを進めていることを評価し、途上国に予防・治療薬を供給するための国際支援計画「UNITAID」への参加を要請した。盧大統領は途上国の貧困や疾病の撲滅に向けた韓国の努力について説明し、参加する意向を表明した。

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