チョン・ジョンミョン の最新ニュースまとめ
取材に訪れた昼公演では、MCのYumiがファンの緊張をほぐし、アットホームな雰囲気の中でイベントがスタート。明るいベージュのスーツでチョン・ジョンミョンが姿を現すと、ファンは恥ずかしそうに手を振りながら、笑顔で彼を迎えた。
「お久しぶりです、チョン・ジョンミョンです。皆さんお元気でしたか?」とあいさつ。来日自体は3年ぶりとなり、ドラマや映画の撮影があったため日本に来ることができなかったという彼は、久しぶりのファンとの再会に、「とてもうれしいです。日本に来て楽しい時間を過ごしたい」とし、「今朝も1時間くらいホテルの周りを歩いたのですが、気持ちがよかった。霧雨が降っていて空気もきれいで」と久しぶりの日本を楽しんでいる様子。
ファンとの距離感が近い会場に、「すごく近いですよね。でも気分がいいです、ちょっとぎこちないですが(笑)」と照れたような表情を浮かべた。そんなシャイなチョン・ジョンミョンにYumiの濃密トークでグイグイと迫っていく。
日本のドラマや映画、ドキュメンタリーなどをよく見るというチョン・ジョンミョンは、日本の女性について、「韓国の女性像と日本の女性像は違いますよね」と言うと、「僕は好きですね。日本の女性はいいと思います」とうれしいひと言。
7月12日からMnet での日本初放送も決定した最新主演ドラマ「ハート・トゥ・ハート(原)」では、家系、学力、職業、財力、外見、何一つ欠点のない完ぺき男、注目されてこそ生きる精神科医コ・イソク役を演じて、注目を集めたチョン・ジョンミョン。
同ドラマは、対人恐怖症の顔面紅潮を起こすチャ・ホンド(チェ・ガンヒ)と精神科医コ・イソク(チョン・ジョンミョン)が、治療を名目にした出会いから、お互いを通じてトラウマを克服していく過程を描く心を癒すラブストーリー。「コーヒープリンス 1 号店」のイ・ユンジョン監督が手掛けた作品で、「主に4人のキャラクターが中心人物ですが、今回の監督はすべての人物に焦点を当ててドラマ作りをしているので、キャラクターがとても生きています。そして、ストレスを抱えたり、疲れた方から『ドラマを見て癒されました』という声が多かったんです。そういうところも見て頂くと、より楽しめるのではないかと思います」と見どころを語った。
イケメンでナルシストの精神科医という役柄を演じるにあたっては、「あまり考えずに演技をした」と撮影時を思い出しながら、「監督が計算された演技を嫌う方だったので、この役のために勉強したり掘り下げたりはあえてしなかった」と伝えた。
ファンもじっくりとジョンミョンのトークに耳を傾ける。シャンパン1杯で女性を口説くキャラクターについて、Yumiが「普段はどう?」と鋭いツッコミを入れると、「僕も男なので若いときは…(笑)。もちろん今も若いですけど、20代のときはそういうことをしたこともあったかな?」ととぼけて答え、ファンから「え~?! 」と疑惑の声があがった。
チェ・ガンヒとの共演については、「経歴15年以上のベテラン女優。だからこそ、息が合わないかもしれないという不安があった」と振り返りながら、「共演者同士、息を合わせることが一番大切」と語る彼は、「そういう中でもチェ・ガンヒさんには感動しました」とし、「カメラにむかって彼女がわんわん泣くシーンがあったのですが、最初は彼女をカメラで撮って、その後に僕の顔だけを撮影したんです。そのとき彼女の顔は映っていないので泣く必要はないのですが、自分が映っていなくても僕のことを考えてずっと泣いてくれたんです。何度もテイクを繰り返しても、僕の感情を考えてずっと泣き続けてくれて。僕がお願いしたわけでもないのにそうしてくださって、共演した中でも5本の指に入るすばらしい女優さんです」と讃えると、ファンからは温かい拍手が起こった。
そんなチェ・ガンヒとの息の合ったラブシーンをファンと共に鑑賞すると、会場のファンから熱い歓声が上がった。映像を見ながら照れるチョン・ジョンミョン。まだ二人が会って間もない時期の撮影だったためややぎこちない感じがしたというが、「何度もNGをすると余計ぎこちなくなるので(笑)確か1回か2回で撮影を終わりにしましたね」と明かした。
続いてはファンからの質問に答えるコーナー。客席に下りたチョン・ジョンミョンが、ファンの目の前で質問に答える。「このシーンを絶対に見て欲しいというシーンは?」という質問には「男同士で一人の女性を巡って喧嘩をするシーンですね。格闘するのではなくて幼稚な喧嘩なので、見ていても楽しめると思うし、僕自身も撮影が楽しかった」と笑顔で答えた。「歌を歌うシーンはある?」という質問には、「あります。僕は本当に歌が下手なんですが、撮影時には携帯のイヤホンで伴奏を聞きながら歌いました。アカペラだったら歌えなかった(笑)」と隠れた見どころを教えた。
「以前激しいラブシーンをやりたいと言っていたが、この程度ですか?」という質問に、「実際にベッドシーンやキスシーンをするとぎこちなくなってしまうので、未だに作品を選ぶのに悩みます。今回は監督さんが愛らしく演出して撮ってくれたので楽しくできた」と答えると、「あまり激しいラブシーンはして欲しくない」と乙女心を見せるファン。「これからは考慮します(笑)」と声をかけるなど、一人一人に誠実に向き合おうとする姿が見られた。
ドラマのパンフレットやサイン入り生写真などが抽選でファンにプレゼントされた後は、全員で「ジョンミョン氏、サランへ」とファンが声を揃えて呼びかける。すると突然、客席の扉が開き、一旦ステージを後にしていたチョン・ジョンミョンが再び登場し、テーブルを一つひとつ周りながらキャンドルサービス。一人一人に会釈をして客席を回り、「皆さんと近くで目を合わせてごあいさつできて、本当によかったです。顔なじみのファンの方もいらっしゃったので本当に感謝しています」と素直な気持ちを表すと、キャンドルの炎に照らされて、ファンの頬もいっそう紅潮して輝いた。
続く「落としてみせるわ。ジョンミョンオークション」のコーナーでは、各自に手渡された7枚のコインをかけて、お宝を競り落としていく。サイン入りの色紙や、ツーショットチェキ、手持ちの携帯でのバックハグ写真撮影、生声入りの目覚まし時計など、うれしい商品が続々登場。目覚まし時計はファンの名前も入れてその場で録音されることに。Yumiが「なんて吹き込みます?」と尋ねると、「そうですね…」としばらく真剣に考え込む。じっくり考えて、「お姫様。起きて早く」と甘い低音ボイスでささやくように録音されると、ファンから歓声が上がった。
オークションは徐々に白熱し、女の戦いもいつしかヒートアップ。そんな中でもチョン・ジョンミョンは、「では次は1枚から」、「次も1枚から」と、オークションのスタートコイン枚数はあくまでも堅実。そんなところからも彼の真面目な一面が伺えた。熱い闘いの末、競り落とすことができたファンも、またそれを見守る他のファンにも笑顔があふれ、チョン・ジョンミョンも「すごく楽しかった。こんなに皆さん楽しんでくださるとは」と満足そうな表情を見せた。
これだけでは終わらない。さらに「胸きゅん抽選会」が行われ、選ばれた3名のファンが「(1)壁ドン、(2)マッサージ、(3)エアポートハグ、(4)手を取って韓国語を書く、(5)頭を撫でてぎゅっと抱きしめる」の5つから好きなものを選べるといううれしい企画が用意された。
一人目のファンは「(5)頭を撫でてぎゅっと抱きしめる」を選択。感動のあまり涙ぐんでしまうと、「急に悪い男になっちゃいましたね」とチョン・ジョンミョンの戸惑う姿が見られた。二人目のファンは、プレゼントの当選やサイン入り色紙を見事に競り落とすなど、この日一番のミラクルを起こした強運の持ち主。「(4)手を取って韓国語を書く」を選ぶと、ジョンミョンは彼女の手を取って、一文字ずつ丁寧に「愛してる」と色紙に韓国語で書いた。最後のファンは「(2)壁ドン」。スタッフが壁を持って登場すると、ファン垂涎の中、ジョンミョンが恥ずかしそうに壁ドンを披露。円形ステージがぐるりと一周する間に、壁ドンがハグへと変わると、見守っていたファンの歓声はさらに大きくなった。
「終わってしまうのが淋しい」と名残惜しそうなチョン・ジョンミョンは、「今日は一緒に心の触れ合いができたと思います。皆さんとは言葉も国籍も違うのに、僕の小さな行動一つひとつを喜んでくれて。僕が使っているものをプレゼントするというのもありましたし、ハグというのは、スキンシップですよね。そういう過程でファンの皆さんが僕に心をくださったようで、感動しました。これからも頑張って活動して、またこういう機会を作れたらいいと思います」と最後のあいさつ。
6月末か7月初めには映画の撮影に入る予定だというチョン・ジョンミョン。「これからもがんばって活動して、さらにいい姿でごあいさつしたい。今日は雨も降っている中、遠くから来てくださって本当にありがとうございます。SNSや手紙などでメッセージをくださって、その度に感謝しています。皆さんの応援のメッセージが僕にとっては元気の元になっています。本当にありがとうございます」と何度も感謝の言葉を述べてステージを後にした。
決して多弁なタイプではないが、求められたことには丁寧に答えるチョン・ジョンミョン。ファンを思う気持ちはどこまでも真面目で誠実。ファンの喜ぶ姿を見ているときの彼の表情はどこまでも優しいものだった。イベントで得たファンの声援を糧に、次の作品でもまたいい姿を見せてくれるだろう。楽しみに待ちたい。
NGスペシャル! 「ハート・トゥ・ハート」メイキング
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