チェ・ホンマン の最新ニュースまとめ
そんな“義理”厚い大山選手にROAD FC、そして今回の日本大会について語ってもらった。
-昨年末に現役を退かれてから、どのように過ごされていましたか。
引退後は古傷とかダメージがかなり蓄積していたので、まずゆっくりと心も体も開放して、のんびりしていました。
14年の(蓄積された)ダメージは本当に大きかったんだなと思いました。
-今回のROAD FC日本進出について、どのように思われますか。
僕が出場してから多くの日本人選手がROAD FCへ参戦して、どんどん日本と韓国の交流が広く、深くなっているのをすごく嬉しく思っています。
そしてジョン代表の熱い心意気で今回、日本大会を開催されることに感謝の気持ちと楽しみの気持ちで一杯ですね。
ジョン代表がインタビューで「日本の格闘技を見て、自分は格闘技を好きになったから、その恩返しの意味も込めて、今回の日本大会を開催を決定した」と話されていて、そのインタビューを見て、その熱い心意気に胸を打たれました。その心意気を是非、日本の格闘技ファンの方々にも少しでも感じ取って頂きたいですね。
-ROAD FC初代ミドル級王者として、今回の日本大会のメインイベントがミドル級王座決定戦となったことはどのように思われますか。
僕がROAD FC参戦していた頃のモチベーションの一つが日本と韓国の格闘技界の懸け橋になりたいということがあって、それが一つ、形になったのがうれしいですね。
たくさんの日本人選手が参戦しましたが、なかなか本来の実力を発揮できず、まだ日本人のチャンピオンが僕一人という現実にはとても寂しく感じています。
是非、福田選手にはチャンピオンベルトを巻いてもらって、日本人格闘家の強さを見せてもらいたいですね。
-それでは今回のメインイベントのミドル級王座決定戦、大山選手はズバリどう予想されますか。
やはり、福田選手ですね。どんな状況でも自分の実力を発揮し尽くせる本番での強さは本当に素晴らしいと思うので、福田選手が本来の実力を出せば、間違いなく勝てると感じているのですが、韓国の選手の心の強さ、体の強さ、底力を身を以って知っているので、決して侮れないと思います。
-今大会で注目している選手は?
ユン・ドンシク選手とはDREAMで戦った選手で、また柔道家としても素晴らしい実績を持った大先輩でもあるので、彼がどのような戦いを見せてくれるのか、とても楽しみでもあります。
またユン選手と試合をする高瀬選手とはずっと練習をしてきましたし、彼の強さを己の体で知っている自分としては今回の試合で高瀬選手が持っている底知れないポテンシャルを見せて欲しいな、と思っていますね。
あとミノワマン選手ですね。
ずっと現役時代から、そして今も一緒に練習していて、彼の格闘技に対する情熱だったり、取り組む姿勢の深さをよく知っているので、今回の日本大会では更に進化したミノワマンを見せてくれると信じています。
一緒に研究してきた新技もそろそろ出るかもしれません。
-韓国で“レジェンドトリオ”と呼ばれるユン・ドンシク、チェ・ホンマン、チェ・ムベについて、どのような印象を持っていますか。
やっぱり日本の格闘技界が輝いていた時期に活躍していた選手達がまた見られるのがうれしいですね。
チェ・ホンマン選手のコンディションがどれだけ戻っているか。チェ・ムベ選手は肉体的にも調子が良いと聞いています。ユン選手のPRIDE時代の強さが見られるのか。
この3人のレジェンドのコンディションがどこまで戻っているか、そこが楽しみです。
-それでは大山選手にとってROAD FCとはどういった団体でしたか。
僕にとってすごく大切な場所の一つになりましたね。メジャー団体から離れて、なかなか試合が組まれなかった時に僕に声を掛けてくれて、“大山峻護”というファイターをもう一度蘇らせてくれた場所ですし、政治的に日韓関係が厳しい状況の中でも韓国のファンは暖かく迎えてくれて、ROAD FCには感謝の気持ちしかないですね。
-大山峻護から見て、ジョン・ムンホン代表はどのような人でしたか。
すごく心の温かい人だなと感じました。僕が日本人だから、といって差別なく正当な評価をしてもらって、僕が引退を表明した後にチャンピオンベルトまで贈ってくれて、すごく粋な心を持った方だな、と思います。
-そのベルトは今どこにありますか。
しっかりチャンピオンベルトは日韓友好の証として、自宅に飾ってあります。
-最後にROAD FC日本大会を楽しみにしているファンへ一言お願いします。
かなり良いカードのラインナップが出揃ったと思いますので、是非、7月25日の日本大会ではROAD FCの暑い"熱"を日本のファンのみなさんに感じ取ってもらいたいです。
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