【釜山聯合ニュース】韓国・釜山大で17日、学長の直接選挙制廃止に反発した教授が大学の校舎から投身自殺する事件が発生した。 17日午後3時ごろ、釜山市内にある同大本館4階の国旗掲揚台から50代の国文科教授が飛び降りた。教授は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。 目撃者によると、教授は飛び降りる前に「学長は(直接選挙制履行の)約束を履行しろ」と叫んだという。また、現場から直接選挙制履行を促すA4用紙2枚にわたる遺書が発見された。  教授は遺書で「学長が約束を何度も翻し、直接選挙制を諦めることを宣言し、教育部の方針通り間接選挙制の手続きに入った」とした上で、「惨憺(さんたん)たる心情」と記していた。  また「大学で民主主義を守るためには学長の直接選挙制以外には方法がない」とした上で、「そのために犠牲が必要ならば耐えられる」と主張した。 来年1月で任期が終わる金ギ燮(キム・ギソプ)学長は4日、教授らに送った電子メールなどで、「次期学長候補者を間接選挙制で選出することを最終決定した」とした上で、「約束した直接選挙制を守ることができず、もう一度謝罪する。教授会と合意に至ることができず非常に残念だ」との声明を発表した。  教授会は声明発表の2日後に評議会を開催。間接選挙制の手続きを阻止することを決め、教授会長が大学本部前でハンガーストライキを開始し、一部の教授も参加した。 釜山大教授会や全国拠点国立大教授会連合会会長団、全国公務員労組大学本部本部長など約50人は17日午前、大学本部で共同記者会見を行い長直接選挙制の維持を要求した。 yugiri@yna.co.kr
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