バンドBUZZの戦略が興味深い。タイトル曲『臆病者』に続き、5月初から後続曲2曲を同時に発表することを語った。

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2ndアルバムの収録曲10曲が、オンライン音楽サイトのチャートに大挙進入して良い反応を得ると、「お蔵入りになる曲がないように、アルバム収録曲全てをみんなに聴いてもらう」という意図である。このような大衆の反応に力を得た所属事務所エーワンエンターテインメントは、アルバム市場の沈滞にもかかわらず、全面的な投資で総力戦に乗り出した。

5月、後続曲として『棘』と『嘘』の2曲を同時に披露するため、2曲のミュージックビデオだけで制作費2億ウォン(約2千万円)を投じる。すでにタイトル曲『臆病者』のミュージックビデオも、総制作費6億ウォン(約6千万円)が費やされ、話題となった。

メンバー全員が21日から7泊8日の予定でタイのプーケットにて後続曲『棘』『嘘』のミュージックビデオ撮影に望む。

このうちの1曲はBUZZの放送番組活動曲で、他の曲はミュージックビデオだけでPR。また、うち1曲はメンバー全員が出演し、他の曲はギター担当のメンバー、ソン・ソンヒを主人公にする予定。

BUZZの所属事務所は「タイのプーケットのリゾートと、美しい自然風景を舞台に撮影する。『臆病者』を撮影したアン・ホンチョル監督が演出を担当し、新人女優2人がキャスティングされた」と明らかにした。また「ミュージックビデオは一般大衆の関心を歌謡界に引き込む手段なので、厳しい状況でも心血を注いで制作する」と説明した。

これについて、ある歌謡関係者は、「ミュージックビデオは徹底してファンサービスである。たとえばチョ・ソンモは、キム・ジョンウン、ソ・ジソブが出演した『Mr.Flower』を発表し、このミュージックビデオの写真映像を集め、後続曲『言えなかった一言』のミュージックビデオにした。これは、苦しい歌謡市場で費用の節約という肯定的な一面もあるが、ファンにとっては二番、三番煎じの感しかない」とコメント。

続けて「アルバム市場が沈滞するほど、アイディアの入った新しい試みと投資が必要だ。1990年代初めまで不振だった韓国映画界はむしろ全幅的な投資で、今ルネッサンスを迎えている。大衆音楽ファンには、絶えず新鮮なショックが必要だという点から、BUZZの試みは肯定的である」とつけ加える。

BUZZは11月末、レギュラーアルバム3rdを発表する予定。

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