【洪川聯合ニュース】北朝鮮軍による韓国領砲撃で南北の軍事的緊張が高まったことから結婚を延期した韓国兵に対し、ある韓国企業が新婚旅行費の支援を申し出た。 陸軍第1野戦軍司令部第11師団の砲兵大隊で砲班長を務めるキム・ヒョンデ下士官(25)は、来月12日に江原道・春川で挙式を予定していた。しかし、今月20日の砲撃で朝鮮半島の緊張が高まると、仲間の将兵と共に前線を守ると決意し、式と新婚旅行を延期した。これにより式場の手付金や新婚旅行のキャンセル料など約200万ウォン(約20万円)の損失が発生した。   この話を知った東亜エレコム(京畿道・竜仁)の李健洙(イ・ゴンス)会長が、第1野戦軍司令部を通じ、キム下士官にハワイまでの往復航空券とホテル宿泊料全額を支援したいと申し出た。 李氏はキム下士官を「近ごろでは実に珍しい若者」としながら、「愛国心と軍人精神に感動した」と話した。 キム下士官は「軍人として当然のことをしただけだが、このような励ましをいただき感謝する」とした。与えられた任務に最善を尽くすという。     mgk1202@yna.co.kr
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