「SG WANNABE」左からキム・ヨンジュン、キム・ジノ、イ・ソクフン
「SG WANNABE」左からキム・ヨンジュン、キム・ジノ、イ・ソクフン
ドラマ「悲しき恋歌」のOSTなどその圧倒的な歌唱力で日本でも人気の韓国男性3人組ボーカルグループ「sg WANNA BE」が2015年8月、ニューアルバム「THE VOICE」をリリースし、4年振りにカムバックを果たした。10月にはソウル、大邱(テグ)や釜山(プサン)さらに、11月には東京・大阪での日本公演も決定!

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 カムバックコンサートを前に、タイトなスケジュールの中、キム・ヨンジュン、キム・ジノ、イ・ソクフンが韓国・ソウル某所にて、3人揃ってインタビューに応じてくれた。



<B>―4年ぶりのカムバック本当におめでとうございます。今の気持ちはいかがですか?</b>
キム・ヨンジュン:すごくドキドキして気分が良いです。一日一日感謝する思いでうれしく過ごしています。長い期間空白があった分、再充電をしっかりしたので、このごろとても楽しく過ごしています。

<B>―過去4年間、皆さんそれぞれいろんな事があったと思いますが、どのように過ごされましたか。一番記憶に残っている事は何ですか。</b>

キム・ジノ:いままでは会社というフレームに属していましたが、最近の4年間は心行くまで歌を歌いました。町に出て道端で歌ったり、僕が歌いたい所で、あるときはご飯を食べながら食堂で歌ったり、どこでも歌いたい時に思いきり自由に歌いました。今まで皆さんからありがたいほどの愛と声援を頂きましたし、今までが準備されたステージで歌っていたとしたら、4年間は本当に自由に歌を歌い、友達と交流しながら自然な環境で歌って、たくさん学んだと思います。

<B>―この4年間で大きく変わった点は何でしょうか ? </b>
イ・ソクフン:誇らしい軍人生活です。軍隊に行って来ました。大変な事もありましたが、面白い思い出で一杯ですね。

<B>―また、来いといわれたら行こうという思いはありますか。</b>
イ・ソクフン:当然です!

<B>―反対に、全く変わらないことも教えてください。</b>
イ・ソクフン:変わらないことですか(ずいぶん考えて)、背 ? (笑) 大きく変わったことはないようです。

<B>―個人的に何かないですか?</b>
イ・ソクフン:誘導してるんですか?だめですよ、絶対言いませんから(笑)

<B>―この4年間の空白を今度のアルバムにどのように表現されましたか。</b>
キム・ヨンジュン:そうですね、私の中のある変化を表現したと思います。内面的にずいぶん気が楽になって、今まで閉じこめられていた囲いから抜け脱したような気がします。空白の時間と今までの出来事や、20代から30代にかけて変化した心構えとか、私自身少し余裕ができて面白く変化したように思います。

<B>―新曲「胸がときめくほど」の紹介をお願いします。</b>
キム・ジノ: 作曲家さんと一緒に作曲旅行に行きました。作曲旅行は初めてでした。作曲家さんが既に作っていた前半部分をちょっと聴かせてくれたんですが、最初のピアノ伴奏だけでも鳥肌が立ちました。開始部分が、メンバーがひとりずつ歌う構成になっていましたが、聴くなり「お~、お~、お~!」という感じで…確信しました。イントロ部分がぎっしり詰まったような満足感を感じて、歌詞を書きながらも多くの方々が私たちの歌声を聴いて、何かを思い浮かべて、胸がいっぱいになったらいいなという思いを持ちました。最近の歌は大部分が驚くべきほどの歌唱力で聞く側が鳥肌が立つようなことはありますが、一方で胸を打つような感動を与えるような歌は少なくなっているという想いがありました。僕らの歌が多くの方々の胸を打ったらいいなという希望を持って、歌のタイトルも「胸がときめくほど」に決めました。

<B>―特別に気に入った歌詞があったら教えてください。</b>
キム・ジノ:「私が生まれた理由、私の生きて行く理由は君だった、君のために僕は存在する」最近の息苦しいような生活や社会の様子とか、例えば自殺という恐ろしい単語がだんだん身近な単語になりつつあるなど、多くの困難があると思います。そんな現代の状況に照らしてみる時、「愛」という単純ともいえるような意味ですが、生きて行くための目的が君だったし、僕が君のために存在するというストーリーが、とても古くさいようですが、却ってその古くささがこのごろではとても尊くなっているように思います。その古くささが本物だと受け入れること出来るのが心だと思うので、このパートが気に入っています。

<B>― 新曲「良い記憶」はどうして誕生しましたか?</b>
イ・ソクフン:とても難しい質問ですね~。僕の質問はいつも難しいですね。(笑いながら冗談っぽく)実は、「良い記憶」は作曲家さんを信頼して依頼した曲です。自作曲なら、僕らが作って聴かせてあげたい内容がたくさんあると思いますが、「良い記憶」は作曲家の方に聞かなければ分かりませんね。

<B>―新曲「良い記憶」にちなみ、皆さんの個人的な「良い記憶」を教えてください。</b>
イ・ソクフン:誘導が本当に上手ですね~(笑)
キム・ヨンジュン: 私は今です。今、この瞬間です。以前は休みなしに仕事をして走り続けていて休みたいという思いが切実でしたが、長い時間休みながら軍隊にも行って、個人的な時間を持って3年間しっかり休んだら、「仕事をしたい、歌いたい」と思うようになりました。それで思い切り仕事ができる今が一番“良い記憶”になると思います。

イ・ソクフン: 私は最近です。今まで(入隊中)想像だけしていたことを除隊と同時に全部しています。すべてが幸せです。2015年はとても幸せで、2014年末から今までとても幸せに過ごしています。

キム・ジノ: 僕は 「SG WANNABE」に入って以降です。「SG WANNABE」で活動する中で大変な事もあったし、ぶつかりながらひとり投げやりになる経験も沢山しましたが、時間が経てば経つほど全てが良い記憶です。「SG WANNABE」 に入って経験したすべてのことやその過程が僕には全部“良い記憶”です。

<B>― レコーディングの面白いエピソードがあったら聞かせてください。</b>
キム・ヨンジュン: 僕らが一度、ひと晩中録音をした事がありました。体力的にもとても大変でしたが、疲れきった中にも、その日のうちにきちんと完成できたことはメンバーのセンスと面白さでした。「良い記憶」という曲を修正する時でしたが、踊ったりコメディアンの真似をするなど、僕ら同士で笑って騷ぎながら楽しく完成したという記憶があります。ジノの曲にコーラスをつける時、お互いの顔を見ながら吹き出して笑ったり、普通、録音する時はひとりずつするんですが、その日はみんなで一緒にコーラスして、笑って騷いだ記憶が大きなエピソードですね。

<B>―3人でいらっしゃるとき、とても楽しそうですね。</b>
キム・ヨンジュン:はい、とても楽しいです。

<B>―今後、ライブやイベントでしてみたいことがあったら教えてください。</b>
キム・ジノ: 病院で演奏することは続けて行きたいです。病院には、“慰労”という意味で演奏をしに来る方々が多いですが、それ自体が慰労をしに来たので、一方では患者さんが自分が入院患者だということを自覚させてしまうという雰囲気の公演が多かったです。それよりは、同等な立場で慰労ではなく「楽しく遊びましょう! 楽しんでみましょう! という次元で歌いたいです。僕も病院生活をたくさんしたので、そんな公演をたくさん見てきたので、公演が終わると一方では空虚さを感じたりもしました。それで同じ視線で、病院という浪漫がない空間なので、病気ということを忘れて “音楽を楽しむ時はみんな同じ”ということを伝えるような雰囲気の公演をしたいです。

<B>―皆さんが個人的にチャレンジしてみたいことは何でしょうか</b>
キム・ヨンジュン: 日本で活動を本格的にしてみたいです。今まで持続的な活動をすることができなかったので機会があったら日本での活動に集中してみたいし、個人的な希望としては素敵な人に会って家庭も築きたいです。

イ・ソクフン: 何というか、僕は固定したイメージを脱して「やっぱり本当に歌手だね」という評価を受けたいです。僕の本業はタレントではなくて歌手なので。(歌謡バラエティの「私は歌手だ」や「覆面歌王」に出たらいいというメンバーの言葉に、「いいね」と答えながらみんなで大笑い。イ・ソクフンは、「今日の質問の中で一番真剣にこたえました」とジョークを飛ばし、また爆笑。「僕は歌手です!」と、突然日本語が飛び出すなど、楽しい雰囲気の中でインタビューが続く)

キム・ジノ: 私もイ・ソクフン兄さんの言葉にとても共感できるし、僕自身がずっとぶつかって超えていかなければならない問題だと思います。路傍で歌ってみて感じたことですが、いつだったか外国に行って通りで歌う人たちと一緒に公演した事がありました。あの時は多くの方々が「通りで公演をしてくれてありがとう」と、私を知らなくてもひとりのアーティストだという観点で見てくれましたが、韓国では路傍で公演をすると、どうして「SG WANNABE」のキム・ジノがかわいそうに、路傍で歌うんだという感じでした。だから、歌手の自分が幸せなだと思うには、そういう周りの目を気にしないで自分の本業を守り通そうとする自らの努力が必要なようです。そういう過程は、韓国で韓国の歌手として過ごす間はぶつからざるを得ない問題だと思います。

<B>―この夏の思い出を聞かせてください。</b>
イ・ソクフン:結婚の話を聞きたいんですか?その話はする気はないので、他の話をします(笑)軍隊に行ってずいぶん太ってしまったので、アルバムを準備して活動をする前にダイエットをしなければと自転車に乗ることにしました。面白かったですよ。長距離を走ってみたいと思って、家が仁川(インチョン)なのでソウルまで50km程を走ってみました。2時間半から3時間くらい走りましたが面白かったです。往復は難しくて片道だけ。行ったらマネージャーを呼ばないといけないです、迎えに来てくれって(爆笑)。そうじゃなかったら、車で行って返るときに自転車で来るとか。そのようにして夏を過ごしました。とても楽しくて、何かやり遂げたという感じがして良かったです。実はフィットネスで一時間運動するのはとても大変で退屈ですが、自転車は一度出発すれば後ろから人が沢山来るので止まることができなくて、ずっとこぎ続けなければいけなくて。自転車に乗りながら、僕より年配の方々が追い越していくと、勝気になってその人たちと競争していました。(笑)

キム・ヨンジュン:バリへ旅行に行きました。サーフィンが好きなので、サーフィンも思う存分して楽しくすごしました。

キム・ジノ: シンガポールにも行って来たんですが、それより記憶に残っているのは母と一緒に郊外に行って、美味しい食事をしたり、愛犬と喫茶店から聞こえてくる音楽を聞いて芝生で一緒に遊んだときの風景が一番良かったです。ここ数年、和やかな日常を送ることができなかったのですが、その日の素朴な美しい夏の日が本当に思い出にとなりました。

<B>―最後に日本のファンへメッセージをお願いします。</b>
キム・ヨンジュン: 日本のファンのみなさん、とてもお会いしたいです。そして4年間、僕がSNSやファンカフェなどの活動がうまくできなくて、仲間たちも「速く返事をしろ」と、急かすのですが (笑)、日本にいらっしゃるファンの皆さんと交流が十分に出来なかったのは、私の自分勝手な考えだったようです。ファンの方たちが関心を持ってくださっていたのに近況をお伝えできなくて申し訳なかったですし、久しぶりの活動なので近況をお届けするようにします。

イ・ソクフン:僕が除隊の日、日本のファンの方が来てくれました。除隊する日はファンカフェにも、会社にもファンの方は遠慮して欲しいと申し上げましたが、遠く日本からふたりの方が来てくださいました。本当にありがたかったです。何というか、日本でまだ僕を思ってくれる人がいるんだなと感じました。ソロ活動をしながら日本に行くことができなかったし、軍隊も行って来たのでかなり長い時間休んだし、熱愛とか結婚とかの記事まで出て、ますますファンの方の関心と愛が減っていくことを実感していたので、韓国まで来てくれたふたりの日本のファンの方に会って本当に力が出ました。これからも熱心に活動すれば、多くの方々が応援して愛してくださるだろうという実感を持てたし、そのふたりの方に会って、報いる為にも日本へ行かなくてはならないという気がします。

キム・ジノ:僕も同じ思いです。ファンの方が、ずっと僕達を待ってくださるということだけで、大きな励みになります。今度日本へ行って今までの感謝の気持ちをすべて歌で表現していきたいです。


 長時間のスケジュールにも疲れた様子も見せず、楽しくジョークを交えながら、3人が揃うとこういう雰囲気で作業をしているんだろうと、また、お互いに励まし合いながら今まで頑張ってきたという様子が伺えた。

 その一方で、歌や仕事、人生について深く感じ、それを様々な形で表現していこうとするアーティストとしての面も強く感じることができ、とても魅力的なグループであることを実感できたインタビューとなった。







<公演情報>
SG WANNABE COME BACK CONCERT in Japan [ I WANNA BE WITH YOU ]
詳しくは >> SG WANNABE ジャパンオフィシャルファンクラブ www.sgwannabe.jp

(東京)
【日時】:2015年11月10日(火) 19:00開演
2015年11月11日(水) 19:00開演
【会場】:豊洲PIT
【公演に関する問合せ】
Mdash(バッドニュース) Tel :03-6416-1515(月~金10:00~18:00)

(大阪)
【日時】:2015年11月13日(金) <昼公演>14:00開演 <夜公演>19:00開演
【会場】:サンケイホールブリーゼ
【公演に関する問合せ】
ソーゴー大阪 Tel :06-6344-3326 (月~金11:00~18:00)



SG워너비 (SG WANNABE) - 가슴 뛰도록 (Love You) MV
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