20日からワシントンで開催される予定だった第38回韓米定例安保協議会(SCM)の開催時期がずれ込む可能性が出てきた。国防部の李庸大(イ・ヨンデ)広報管理官が9日に明らかにした。主な議題は北朝鮮の核実験と韓米の連携になるとみられ、戦時作戦統制権移譲問題が扱われるかについては言及されなかった。
 これと関連し軍関係者は、開催日が当初の予定から1~2日程度ずれる可能性がある上、開催場所もソウルに変更される公算が大きいと伝えた。また、北朝鮮の核実験で朝鮮半島の安全保障状況に重大な変化が起きているだけに、戦時作戦統制権の移譲問題を議題に取り上げるのは困難だと指摘、韓米は核問題について協議するのが急務との考えで一致していると明らかにした。

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 韓米両国は、ラムズフェルド国防長官のスケジュール調整問題や、北朝鮮の状況にさらに変化が発生した場合は、時期にこだわらずテレビ会議で臨時のSCMを開催することを考慮している。戦時作戦統制権の移譲問題はSCM終了後の韓米安保政策構想(SPI)会議で議論される見通しだ。

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