韓国ドラマ『美しき日々』の主題歌『約束』を歌い、ブレイクしたZero(ゼロ)。同ドラマの日本ヒットに伴い、本格的に日本で活動しているZeroが、去る11日、「2年間の日本での活動がつまった」日本ファーストDVD『Zero Video Collection』を発売。発売日には、東京・有楽町のビックカメラ有楽町店でインストアライブも決行し、集まったファン総勢800人を前に、『約束』や『Good Bye』など、5曲を熱唱した。11月11日の中野サンプラザでのソロコンサートは即日完売。12月6日には、徳永英明やJ-WALKなど有名作家が書き下ろした、豪華なニューアルバムの発売を控えている。

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-11日のインストアライブのご感想は?
Zero「昨日(11日)は、DVDリリースのイベントだったんですね。東京でライブをやるのは久しぶりだったんですが、ファンの方たちが僕を忘れず、見に来てくれたので、とても楽しいライブになりました」

-ライブでは日本語でも歌っていらっしゃいますが、日本語の勉強は?
Zero「時間がある時に少しずつ勉強していますが、やはり語学というのは難しいですね。文法もそうですが、知らない単語も多いし 発音も違いますし…日本語で歌う時は、とにかく発音に気をつけています」

-『Zero Video Collection』にも、美空ひばりさんの『川の流れのように』のライブ映像がありましたし、これまでにも日本語の曲をカバーされていらっしゃいますが、すべてご自分で選曲されているのでしょうか?
Zero「『川の流れのように』は、日本で非常に有名な歌ですし、僕自身、好きな曲でしたし、女性の歌を男性が歌うことで、また違った味が出るのではないかと思って選びました。ファーストアルバムに収録した安全地帯の『ワインレッドの心』ですとか、シングル『最後の雨』なども、韓国で聞いたことがあって、好きな曲だったんですね。後は、周囲の人から“こういう、いい曲があるんだけど”と勧められて、その中から選んだものもあります。もともと、日本の音楽が好きだったので。」

-韓国では、他の歌手の方に楽曲を提供されたりしていらっしゃるそうですが、日本語曲をご自分で書かれたりは?
Zero「『君のいない海』とか、『眠るあなたに』のような、自作の曲もあるにはあるんですが、やはりまだ僕自身、日本語で歌詞を書くことは難しいので、韓国語で書いたものを訳してもらっています。もっと日本語の実力が伸びたら、自分でスムーズに日本語の歌詞を書けるようになりたいですね」

-『Zero Video Collection』を拝見しますと、白い衣装が多いようですが
Zero「白は顔が明るく見えると思うので、白をベースにすることが多いですね。それと、赤色も好きです。…似合いませんか?(笑)」

-いえ、よくお似合いです(笑) では、衣装選びもご自分で?
Zero「スタイリストさんが選ぶ時もあれば、自分で選ぶ時もありますし、時々、私服を着ていることもありますよ。」

-日本のファンと韓国のファンの違いは?
Zero「韓国のファンよりも、日本のファンの方が年齢層が高いですね。でも、韓国の若いファンに負けないくらい積極的に応援してくださるので、日本のファンの方がパワフルかも(笑)」

-特に印象的なファンの方は?
Zero「僕のコンサートにいつも来てくださる方は、皆さん印象に残っていますが…広島にお住まいの方で、『冬のソナタ』コンサートの22回公演すべてに来てくださった方が、特に印象に残っています。」

-そこまでファンを惹きつける、ご自分の魅力はどこにあると思われますか?
Zero「そうですね…自分でこういうことを言うのは恥ずかしいんですが(笑) 親しみやすくて、いわゆる“芸能人”っぽくないところじゃないでしょうか。それと、“歌”ですね。僕の歌を聴いて癒されたというファンの声を聞くと、本当にやりがいを感じます。」

-同じようにドラマで人気が出て、日本で歌手として活動している方もいますが、プレッシャーやライバル意識のようなものは?
Zero「そういったものはまったくないですね。友達とか弟、という感じなので、がんばっているところを見ると、僕もうれしくなります。」

-韓国では、ISSUEというバンドで活動されてから、サイバー歌手(CGアニメのバーチャル・アーティスト)の“アダム”としてソロデビューされていますが、どういった経緯で…。
Zero「ISSUEとして活動した後、兵役についたんですね。その時に、韓国初の“サイバー歌手”というプロジェクトがある、有名な歌手の方たちもオーディションを受けていると聞いて、面白そうだと思い、休暇をもらってオーディションを受けたんです。あくまでサイバー歌手の“アダム”として活動するわけですから、歌っている僕の顔は出せなかったんですが、韓国で初めてのプロジェクトに参加できて、良かったと思います。」

-その後、“Zero”として活動するようになったきっかけは?
Zero「ドラマ『美しき日々』に、リュ・シウォンさん演じる“Zero”という、インターネット上で人気のシンガーソングライターが登場するわけですが、オンライン上でだけ活動する“顔のない歌手”という点が、“サイバー歌手”のイメージに近いのでは、とプロデューサーからお話をいただきまして…ドラマと同じように“Zero”として活動するようになりました。」

-歌手になろうと思ったのはいつ頃から?
Zero「子供の頃から歌が好きで、ばくぜんと歌手に憧れていたんですが…きっかけは、大学時代にコンテストで大賞を受賞したことですね。それから本格的に歌手の道に進むことになりました。」

-大学時代は、どんな学生でしたか?
Zero「遊び好きな学生でした(笑) 教授やクラスメイトに“授業は止めて外に行こう”って誘ったり。勉強より、遊んだ思い出の方が多いですね。芸能活動をしていたので、授業に出られないことも多かったですし。」

-最近は、お休みの日は何を?
Zero「今は11月のコンサートの準備と、12月にリリースするアルバムのレコーディング、インストアライブやPR活動と、忙しくて…仕事に専念しています。」

-プライベートな質問ですが、ご結婚のご予定などは…。
Zero「結婚は、まだですね(笑) 今、彼女がいるとか、一目見て“いいな”と思える女性に出逢ったら、できるでしょうけど。」


-では、今は“彼女がいない”ということで(笑)、好きな女性のタイプは?
Zero「特に理想のタイプというのはありません。一緒にいて楽で、気があって、お互いを理解しあえる人だったらいいですね。」

-結婚について、具体的なお考えは?
Zero「そうですね…年齢的に、周囲の友人なども皆、結婚しているので、まったく考えないわけではないのですが、今は仕事が忙しくて。時期が来たら…いい人が現れたら、しないわけにいかないでしょう(笑)。」

-今後、挑戦してみたいことは?また、韓国や他のアジア地域で活動される計画は?
Zero「歌手としてもまだまだ未熟な点が多いので、当分は、歌手としての活動に集中するつもりです。他の活動についても、まずは、日本で歌手として認められてからではないでしょうか。日本で、歌手として第二の人生を踏み出すことができたので、いい結果が出せるよう、がんばりたいと思います。」

-最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。
Zero「この2年間、一生懸命活動して来ました。大きな会場でも、小さな会場でも、雨が降っても雪が降っても、駆けつけて下さるファンの皆さんに、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。僕も皆さんの期待に応えられるよう、もっといい曲をお聞かせできる、もっといい歌手になるよう、がんばります!」


2006年10月12日 都内にて


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