【公演レポ】「FTISLAND」、「CNBLUE」ら人気所属アーティストが集結し「FNC KINGDOM」パワーアップして開催！

昨年12月に開催し、大盛況の「FNC KINGDOM」が、ことしも12月12日(土)に幕張メッセにて開催された。

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　出演者は韓国を代表し日本でも絶大な人気を誇る「FTISLAND」、「CNBLUE」を筆頭に「AOA」、JUNIEL、「N.FLYING」と名実ともに人気のアーティストが集結。さらにFNCが満を持して送り出す初の男性ダンスグループの初お披露目もこの時に行われた。

　そんな話題のグループが集まった今回のフェスは12月12日、13日の2days。 初日公演である12日は各出演者とも気合いの入ったステージを繰り広げてくれた。 会場を埋め尽くすファンが今か今かと待ち続けていた頃、突然ステージが暗転しVCRがスタートすると、観客席からは期待感が込もった歓声があがった。

　その歓声に応えるかのように勢いよく登場したのは11人の少年たち。グループ名は「NEO SCHOOL」。 学生服をアレンジしたコスチュームを身にまとい躍動感あふれる個性的な振付とアクロバティックな要素が入った見事な群舞、さらに新人とは思えぬパワフルなボーカルと可愛らしい笑顔で2曲を一気に披露すると観客もヒートアップ。

　続いて、登場したのはなんと「FTISLAND」。名前が紹介されると会場からは一気に悲鳴に近い歓声があがり、ファンのテンションは瞬時にMAXへ。

　舞台袖からゆっくりと歩いて登場し位置についたホンギが「遊ぼうか？」と語りかけると熱く応えるファンたち。「叫べ！」の声に一段と大きな歓声があがり、会場がひとつになると「I will」など3曲続けて圧巻のパフォーマンスを披露し会場を熱狂させた。

　「こんにちはー！おはようございます！こんばんはか？こんばんはー」とホンギがあいさつすると会場もあいさつをし、「元気でしたか？」と聞くと「イェーイ」と元気よく返ってくると「いつも元気そうだね、いいぞー！」とホンギもサムズアップ（親指を立てるジェスチャー）でにっこり。

　ここからホンギの流暢な日本語トークが始まる。「えーと、今日は3回目のFNC　KINGDOMコンサートなんですけど、わざわざ来て下さって、ここ結構遠いですよね？ありがとうございます！ここは2回目なんですが広すぎてなんか変な気持、違う気持ち」というと会場からは拍手と笑いが起きた。その後、オープニングアクトでパフォーマンスした「NEO SCHOOL」の話題に。

　「今日見たと思いますけど男性のアイドルグループがいるんですけど、11人なんですよ！踊りをさっき初めてみたんですけど、なんかうらやましい！なんで俺らはダンスが下手なのか…!?　バンドで良かったと思います（笑）！でもやっぱり見ていると（ダンスを）やりたくなる」というとジェジンが「ホンギさん、今やってください！」とリクエストすると会場も大盛り上がり。

　するとホンギが「皆さん、うるさいです！待ってよ、ちょっと！」と怒るふりをするもメンバーや観客にはやしたてられ結局踊ることに。腕を高く上げてステップを踏むものの恥ずかしさに耐えかねてなのか倒れこむホンギに、会場は爆笑の渦に。

　「みなさん、僕らの子供たち（「NEO SCHOOL」のこと）、だって一番下の子15歳なんだよ、日本では14歳でしょ？羨ましい！めちゃ可愛いし、15歳のくせに俺より背が高いし！めっちゃ、むかつくわ(笑)。細いし！俺デブだし！」といじけ気味にいうとメンバー達からも口ぐちに「確かに！」と言われ会場もまた爆笑。「結構前は飛んだりとかしていたのにちょっと最近バラードアーティストになっていて全然動いてないし、『まいいか』と思って食べ物も気にせず食べてるから、身体が重い!!　」と自虐ネタを続け、「ついつい自分たちだけのコンサートのように思ってしゃべりすぎちゃう！」と言いながらもしばらくやめることなくおしゃべりが続き、その度にメンバーと会場からは笑いが。

　ファンとの交流を存分に楽しんだ後は「Tornado」、「Hourglass」、「Orange days」を披露。再度のMCではまたまた爆笑続きのトークを繰り広げ、その流れのまま遊べる曲をということで 「Shine’on」、「未体験Future」を披露しファンも一緒になって歌い、踊って盛り上がった。

　そして、最後の曲ということで「PUPPY」でより一層の盛り上がりをみせ、「FTISLAND」のパワフルなステージと笑顔に溢れた時間が終了した。

　その後はJUNIELのステージ。ギターを弾きながら3曲を披露すると彼女の美声に観客もうっとりと聴き入った。 「今日はこうやって私の歌を皆さんが聴いてくださって良く眠れそうです！」とにこやかに話し、爽やかなステージを見せた。

　JUNIELに続いてことし5月に韓国でデビューを果たし、来年2月には日本メジャーデビューが決まっている「N.FLYNG」が登場。自身の曲との間には「AOA」のチョアとコラボしたスペシャルステージを届けるなど、日本語曲「Knock Knock」を含めた4曲を披露し会場を沸かせた。

　続くステージでは「CNBLUE」のジョンヒョンが日本の名曲「I LOVE YOU」を韓国語バージョンでしっとりと歌い上げ、それに続いてヨンファが登場。大歓声に迎えられて登場すると「GLAY」のTAKUROが作った「君を好きになってよかった」を歌い会場中を魅了し、MCタイムへ。

　「幕張メッセ～!!　たくさん来ましたねー感無量です！ありがとうございます。ことしジョン・ヨンファのアルバムが日本でも出たんですけど、KINGDOMでソロをやれて光栄です。ここ幕張メッセでは初めてリンキン・パークのオープニングアクトをやったことがあるけれど、そしてFNCのアーティストなどたくさんの素敵なアーティストとライブが出来て本当にうれしいです。」とお礼を述べた。

　「ダンスのチームが出ていたと思うけど、僕はダンスチームよりダンスうまいから！ダンスしましょう！」といってコール＆レスポンスで会場のムードを高め、「マイレージ」ではノリノリで歌いながら1人2役でラッパー役のヤン・ドングンも担当しラップも披露した。

　続けて「元気玉」を歌った後に「皆さんのエナジーを貰いました。ありがとうございます！ことし僕のアルバムが出たんですけど、来年また早いタイミングで良いソロアルバムを…天才だから！（笑）ことし僕、韓国の年で27(歳)ですけど今年、僕27曲作りました。天才だから!!　（笑）」と天才を連呼するヨンファに客席も笑いと拍手で溢れ、ソロの最後の曲として「ある素敵な日」を披露しファンと呼吸を合わせた。

　ヨンファの後は、ガラッと雰囲気を変えて、「AOA」のジミンと「N.FLYING」のスンヒョプが2曲ラップのコラボステージで観客を熱く盛り上げた。

　次に登場した「FTISLAND」のホンギがソロ曲で4曲を披露。途中のMCでは新人歌手の演技をしながら「はじめまして。僕は新人歌手のイ・ホンギと言います。最近デビューしたばかりでFNCの中で一番下です。初めてお会いすることができてうれしいです。」とあいさつすると会場の笑いを誘った。

　「今日は皆さんに色々な曲をお聴かせしようと思っていたのですが、もうすぐ僕のライブがあるんですよ～だからちょっとだけお見せしようかなと。僕のライブは色んなジャンルが入っています。遊びに来てくれてもいいし、皆さんのお話を聴かせてもらうコンサートでもあるのでお話をしに来てください」と自身のコンサートと日本で発売された自身のソロアルバムの話も新人歌手の演技をしながらもしっかりPRすると再度会場も笑いに包まれた。

　ホンギのソロステージの後には、「FTISLAND」のジェジンが日本語曲で「MY LITTLE LOVER」の「Hello Again」を切なげに歌い上げた。

　ピンクの光に照らされて「AOA」がステージ上に一列にならびポーズをとって登場すると会場からは喜びの歓声があがった。「Oh BOY」からスタートし「胸キュン」、「Like a cat」、「ショートヘア」と立て続けにヒット曲をセクシーな振付と共にパフォーマンス。

　MCでは「12月18日私たちの夢だった単独コンサートが出来ることになりました。みなさんのお陰です。本当にありがとうございます！」と感謝の気持ちを述べ、日本デビュー曲「ミニスカート」で「AOA」の華麗なステージを締めくくった。

　ラストを飾るのは「CNBLUE」。「お待たせ！」と登場し観客を沸かせた後は「Domino」からライブがスタート。 「Hide and Seek」、「I’m a loner」と2曲を披露しMCタイムへ。

　一人ずつあいさつし、「アリーナツアーが終わって1年ぶりにまた幕張で出来てうれしいです」（ジョンシン）、「ことし日本では最後のライブですけど最後までよろしくおねがいします！熱くなりましょう」（ジョンヒョン）、「最後ですけどまた会えますから今日は今日で頑張ります」（ミンヒョク）、「今日初めてCNのライブ見る方はいますか!?　今日見たらまたライブで会いましょう！」（ヨンファ）とそれぞれのコメントが終了すると「皆さんと一緒にロックンロールが歌いたい」、ということで「Where you are」に突入。

　観客とひとつになって大合唱し、「In my head」、「Lady」、「Cinderella」、「Radio」と息つく暇なく熱いステージを展開し、最後に「Can’t stop」を披露して「CNBLUE」のステージは終了。汗だくになって全身全霊でやりきった姿で「CNBLUE」が舞台を後にし、エンディングへ。

　FNCの参加者全員が登場し、順番に花道を通ってあいさつをし、最後は全員でステージの下手、上手へ行き深々とお辞儀をすると、会場からは惜しみない拍手と声援が贈られ、フェスは大盛況のうちに終了した。

　来年のFNC KINGDOMの開催を楽しみに期待するとともに、それぞれの今後のグループや個人の活動にも期待したい。