【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)にソウル中央地裁は無罪判決を言い渡したが、裁判長は「言論の自由が無制限でないことを認識するように願う」と強調した。 加藤氏は裁判が始まった午後2時ごろから、立った状態で判決を聞いた。弁護人が着席させることを提案しても、裁判長は立って聞くのが原則として許さなかった。 判決は裁判長が判決文を数行ずつ読み、通訳が日本語で伝える形で進行された。 加藤氏は判決文で自身が不利な場面が続くと、いらだったのか指を動かし続けた。しかし後半部で「被害者を誹謗(ひぼう)する目的はなかった」という部分が読み上げられ、罪が成立しないことが分かると、大きくうなずくなど余裕を見せた。 裁判長の口から「無罪」という言葉が出るまで、公判開始から178分かかった。 ただ地裁は、判断の範囲は検事が公訴した犯罪の構成要件に該当しないということであって、その行為が普遍妥当というわけではないと指摘した。 yugiri@yna.co.kr
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