【世宗聯合ニュース】韓国産キムチが5年ぶりに中国に輸出された。 韓国農林畜産食品部は24日、中国検疫当局の成分検査を通過した韓国産キムチ890キロが北京市内のロッテマート8店で販売されたと伝えた。今回輸出されたメーカーのキムチの価格は同社中国現地工場で生産されたキムチの2~2.5倍程度。   韓国産キムチの対中輸出は2000年代半ばまでは問題がなかったが、2010年以降、中国はキムチを発酵食品と認めず、輸入キムチに中国式の加熱の塩漬けハクサイと同じ衛生基準を適用するようになった。そのため、韓国の対中キムチ輸出は2013年にゼロ、昨年は殺菌されたポックム(炒めた)キムチ3万トンにとどまった。 これを受け韓国政府は2010年以降、中国にキムチの衛生基準の改善を要請し続けてきた。昨年7月、韓中首脳会談を機に、習近平中国国家主席は韓国産キムチの対中輸出を認める方針を示した。韓中は食品基準分野の交流と協力の強化で一致し、両国間に溝のあったキムチ輸出の衛生基準問題の解決にも努めることにした。 中国政府は今年2月、衛生基準の改定案を発表した。キムチなど非滅菌の発酵製品に対しては大腸菌群の検査を行わないとする内容が盛り込まれた。また中国は、キムチに適用する衛生基準を国際食品規格に合わせ改定すると、世界貿易機関(WTO)に通知した。韓中は中国に輸出する韓国産キムチの検疫条件についても合意した。長引いていた中国国内で告示などの行政手続きが先月終了し、韓国産キムチの輸出が再開することになった。 yugiri@yna.co.kr
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