【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が24日発表した2015年の出生・死亡統計(暫定値)によると、昨年の出生数は43万8700人で前年に比べ0.8%(3300人)増加した。 13年(前年比9.9%減)、14年(同0.2%減)と減少を続けていたが、3年ぶりに増加に転じた。ただ、出生数は05年(43万5000人)、14年(43万5400人)、13年(43万6500人)に続き過去4番目に少ない。人口1000人当たりの出生数を示す粗出生率は8.6で、前年と同水準だった。 1人の女性が生涯に産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率は1.24で前年比0.03ポイント上昇したものの、依然として経済協力開発機構(OECD)加盟国で最下位レベルだ。 統計庁によると、韓国では1983年に初めて合計特殊出生率が2.1を下回ったが、そのころに生まれた女性が出産する年齢になり、出生数そのものが減少しているという。 出産した母親の平均年齢は32.2歳で前年に比べ0.19歳上昇した。35歳以上の母親が占める割合は2.2ポイント上昇の23.8%だった。また、生まれた子どもの男女比は女児100人に対し男児が105.3人と前年並みだった。 一方、昨年の死亡者数は27万5700人で前年比3.0%増加した。高齢化が影響し、死因の統計を取り始めた1983年以来で最も多くなった。 出生数から死亡数を引いた自然増加数は16万3000人で、前年比2.8%減少した。 統計庁の10年の人口予測によると、28年には出生数と死亡数が等しくなり自然増加数がゼロとなり、30年には人口が本格的に減少すると見込まれる。 stomo@yna.co.kr
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