毎月、新たなアイドルが歌謡界に登場する。厳しい準備期間を経て大衆の前に立つ彼ら。多様な姿で舞台の上から視線を引き付ける。目では楽しめるが、時には誰が誰だかこんがらがる時も。このグループはあのグループみたい~あのグループはこのグループみたい~。分からなくなった時はこれを思い浮かべてみよう!

MONSTA X の最新ニュースまとめ

 センターが顔だけで選ばれるとは限らない。「GFRIEND」は「時間を走って」で爽やかな歌唱力を持つユジュを、「Red Velvet」はパフォーマンスが重要な「Dumb Dumb」でダンスの線が美しいスルギを、センターに抜てきした。「MONSTA X」はラップ担当のジュホンを前に立たせ、「HERO」のコンセプトをうまく表現した。

 こうしたセンターのコンセプトはデビュー直後に一層明白となる。「少女時代」はハツラツとした楽曲には爽やかな容姿のユナが、セクシーさが必要な場合はユリが、耳を傾けさせる時はテヨンが担当し、各楽曲の中心を捉える。

 そんなセンターの力を賢く活用するグループも。「SHINee」はダンスの中心となるテミンと歌の中心となるジョンヒョンを代わる代わる中央に配置し、振り付けとボーカルの2つ共捉えるイメージを形成した。

 「この歌!」と思う瞬間、あなたが思い浮かべるその人こそ、センターだ。多くのグループがひしめく中で差別化されたコンセプトと魅力を探すアイドルたち。目に止まる中心メンバーはグループのイメージを広め、グループのカラーを伝える。し烈な競争に、センターの役割がグループの勝敗を左右するのだ。

 すべてのメンバーに開かれているセンターの席。次の主人公は全く予想しない場所から現われ、大衆の心を掴むのかもしれない。