チャン・グンソク の最新ニュースまとめ
前回は『メリは外泊中』に関する話題を紹介した。今回は、それ以降の話である。
2011年2月、『冬のソナタ』で知られるユン・ソクホ監督は、『春のワルツ』以来5年ぶりにメガホンを取ることを発表した。
「今回準備している作品は、シリーズ化を念頭に置いた作品ではありませんが、純粋で美しい愛の物語になるでしょう」
この発表は多くの韓国ドラマのファンを喜ばせ、続報に注目が集まった。しかし、しばらくの間、正式な続報はなかった。ただ、KBSの関係者が「今年秋の放送予定が来年に延期になった」と語っていた。
なぜ放送が延期になったのか。キャスティングの遅れを指摘する声が多かった。実際、主演の男女を選ぶ作業はかなり難航したようだ。
ドラマの名は『ラブレイン』。1970年代と現在という二つの時代の純愛が交互に描かれる作品だ。主役の男優は、180度性格の違う2人を一人二役で演じるのだが、ユン・ソクホ監督がこだわったのがチャン・グンソクの出演だった。
ユン・ソクホ監督は繊細な演技力が要求される作品で主人公ができるのは、チャン・グンソク以外にいないと思っていた。
「作品の企画段階であらすじを真っ先にチャン・グンソクに伝えました。しかし、彼の今年のスケジュールがいっぱいだったため、今年は諦めざるをえませんでした。ドラマの完成度を高めるために放送計画を来年に延期することで、彼のスケジュールとも合わせられました。すばらしい演技力はもちろん、多様な才能と魅力を持つチャン・グンソク氏と一緒に作品が作れることになり、とてもうれしいし、期待も大きいです。いい作品を作るので楽しみにしてほしいですね」
名監督にここまで言わせたチャン・グンソク。本当に光栄なことである。
■子役を支援したい!
チャン・グンソクは『ラブレイン』への意気込みを語った。
「普段から尊敬しているユン・ソクホ監督とぜひ一度作品を作ってみたいと思っていました。ですから、今回作品に参加することができて光栄に思います。最高の監督と脚本家にたくさんのことを学び、いい作品ができるようにベストを尽くします」
チャン・グンソクにしても、今までは『美男<イケメン>ですね』を初めとしてラブコメで真価を発揮することが多かった。俳優として多様な演技を身につけるうえで、ユン・ソクホ監督と組むことで得られることは多い。
しかも、今度は二役にチャレンジする。特に、1970年代の純朴な青年をどう演じるかが大事だった。
2011年10月8日、チャン・グンソクは釜山国際映画祭にゲスト参加した。フリートークの場面では、会場のファンに現況を伝えた。
「私は映画の勉強をしている学生で、自分で書いたシナリオが13本あります。これ以上遅くなったらよくないと思っていますが、今年は短編、来年には40分ほどの中編に挑戦する計画です」
多彩な才能を持つチャン・グンソクは、監督業にもトライしていたのだ。
彼の夢はこれだけではない。自身が子役出身で苦労したことを正直に話し、いつか子役のための新しいシステムを作りたいと語った。
「韓国で子役として生きるためには、無我夢中で走り続けなければなりません。幼いながらも演技する友人たちに、時間と自由を与えるために努力したいと思います」
真剣に語るチャン・グンソクに、観客たちは惜しみなく拍手を送った。
自分のことだけでなく、後輩たちのことまでチャン・グンソクは気にかけていた。
■秘かに行なう善行
2011年11月23日、チャン・グンソクは自分が通っている漢陽(ハニャン)大学に「演劇映画学とチャン・グンソク奨学金」という名目で12億ウォンを寄付した。
後進の育成と母校愛が目的だったため、チャン・グンソクは秘かに寄付をした。しかし、チャン・グンソクの善行に感動した漢陽大学が、このことをインターネットで公表してしまった。この話は一瞬のうちに広まった。
この事実を知った人たちは口を揃えてチャン・グンソクを称賛した。
「卒業生でもない在学生のチャン・グンソクが、このように大きい寄付金を出しながらも特別なアピールを一切しなかったのは立派!」
「度量が大きい寄付をしながら、恩着せがましくないとは素晴らしい」
しかし、多くの注目を集めるのは、チャン・グンソクにとって本意ではなかった。彼は寄付が広まった後も、そのことを誇らしげに語るようなことをしなかった。
チャン・グンソクの善行はこれだけではない。日本でのツアーの際に、ファンと力を合わせた募金活動を行なった。彼は、会場を訪れるファンに「僕にプレゼントを渡す代わりに、募金をしてください」と呼びかけた。
チャン・グンソクの思いにファンが応え、約1256万円という大金が集まった。彼はその募金額をすべて東日本大震災で親を亡くした子供たちのために寄付をした。
2011年11月25日、念願の東京ドーム公演を翌日に控えたチャン・グンソクは、都内で記者会見を行なった。その場で彼は「子供の頃からの夢が明日本物になるのでうれしいです」と感激しながら言った。
(次回に続く)
文=「ロコレ」編集部
(ロコレ提供)
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