チョン・ウソン の最新ニュースまとめ
◇自分で仕事と収入を管理
俳優イ・ミンホも今月初め、実姉と芸能事務所を設立したと発表した。前所属事務所は「イ・ミンホにより最適な環境を提供するため」とし、同事務所の代表が新事務所の代表を兼任するなど引き続き活動を支援する予定だと説明した。しかし、今後は新事務所がイ・ミンホの収入はもちろん、スケジュールも管理することになる。本人の選択や判断が優先されるとみられる。
チョン・ウソンとイ・ジョンジェの新会社は、「20年以上親しい仕事仲間で友人として過ごしてきた2人がよく話し合った末、合理的で体系的な会社を作ろうという趣旨で意気投合した」と説明する。ほかの俳優を受け入れ、才能のある新人の発掘にも取り組む計画だ。共に40歳を過ぎ芸能界で中堅となった2人が、自分でスケジュールや収入を管理し、さらには経営者として、所属芸能人を増やしながら会社を育てていこうとしている。
先月は俳優イ・ジョンジン、タレントのキム・ジェドン、2月には俳優ヒョンビンが、それぞれ個人事務所を立ち上げた。キム・ジェドンは「財団の活動をはじめ個人の活動が増え、独立を決心した」と語っていた。
◇収入増がきっかけ
人気芸能人による個人事務所の設立は、韓流スターとして脚光を浴びるなど収入が増加するタイミングとなることが多い。急増した収入の管理を他人よりは家族に任せるほうが何かと利得が大きいという計算が働く。
女優のキム・テヒ、コ・ヒョンジョン、ユン・ウネ、俳優、歌手のチャン・グンソクやRAIN(ピ)、ヒョンビン、SE7EN(セブン)がこうしたケースで、そのほとんどで本人の家族が事務所の代表を務めている。自分のためだけのマネージメント環境を整えることができ、例えば同じ事務所の新人の売り込みを兼ねたり各種イベントに出席したりと事務所の意向でこなしていた仕事も断れるようになる。
さらには事業家として活動の幅を広げることもある。代表的な事例が元祖韓流スターのペ・ヨンジュンだ。自分の会社を大きくし、多くの後輩を育ててきた。今や俳優業より会社経営が中心となっている。元ソテジワアイドゥルの楊玄石(ヤン・ヒョンソク)氏、元H.O.Tのトニー・アンもこのケースだ。
コ・ヒョンジョンは個人事務所からスタートしたが、俳優チョ・インソンが移籍し、化粧品事業にも進出した。チョン・ウソンとイ・ジョンジェもこのように会社を育てる腹積もりがあるといえそうだ。
◇事務所を維持できないケースも
もちろんリスクもある。一度設立した個人事務所をたたみ、元の事務所に戻るケースが少なくない。体系的なシステムやノウハウがなく試行錯誤を繰り返したり、適切な助言がなかったために意思決定で失敗したりすることもある。
また、事務所の経営コストもネックとされる。予想外に大きい経費を工面できず経営をあきらめるケースも見られる。
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