記者会見でのソン・スンホン=18日、ソウル(聯合)
記者会見でのソン・スンホン=18日、ソウル(聯合)
15日に除隊したばかりのソン・スンホンが、18日から2日間ソウルで開かれた<アジアファンミーティング>を前に記者会見を開いた。黒いスーツ姿で現れたソン・スンホンは「今この場に座っていること自体が身に余ることで、時期的に早すぎることも十分承知している」と慎重に口を開いた。ファンミーティングは、2年前に入隊する時のファンとの約束を守るために設けた出会いの場だと説明した。
 
また、入隊前の活動や2年間の兵営生活の姿を収めた未公開写真、映像、軍隊で使用した軍服や装備などの展示問題についても釈明した。これは当初、ソウル・南山のNソウルタワーで20日まで開催する予定だったが、17日に所属事務所が展示会開催を発表したところ、インターネットユーザーらを中心に、兵役逃れの疑いがあった人物として適切ではないとの批判の声が高まった。事務所側は、展示会はファンの要請に応えたもので事務所と軍部隊で相談した上で決まったと説明している。結局、展示場所はファンミーティング会場に移された。

ソン・スンホン の最新ニュースまとめ

記者会見には海外メディアも含め100人以上が集まった。海外からのファンもソン・スンホンの姿を見ようと会場を取り囲んだ。

以下はソンさんとの一問一答。

-アジアファンミーティング開催の理由は?
ソン・スンホン:これまで関心と愛で見守ってくれたファンに1日でも早く会いたかった。特別な目的があってというよりは、目を合わせ直接会うことが大切だと考えた。

-除隊の感想は?
ソン・スンホン:嬉しくないと言えば嘘になる。しかし、つらかった思い出もあるが忘れられない大切な思い出も多く、いいとか嫌だとか言うのは難しい。軍で経験したことが大事な財産になるだろうし、生きていく上でこうした思い出を持つ人と持たなかった人の違いは間違いなくある気がする。

-軍隊にいる間、演技への渇望はなかったか。
ソン・スンホン:週末にテレビで映画やドラマを見ると、演技がしたくてたまらなかった。演技をしたい気持ちをもう少し我慢して、ゆっくりと、より良い姿を見せようと考えた。これからはそのために努力する。

-今後の活動計画は。一緒に演じてみたい日本の役者はいるか。
ソン・スンホン:率直な気持ちとしては一日でも早く演技がしたい。きょうあすのファンミーティング以外は具体的に確定したスケジュールはない。早いうちに、気持ちよくあいさつできるようがんばるつもりだ。日本の俳優では『鉄道員(ぽっぽや)』の高倉健さんが好き。共演できれば本当に光栄だろう。

-どんな役柄に挑戦したいか。
ソン・スンホン:ソフトで少し女性っぽいイメージを好む人も多いが、これからはもう少し男性的で線の太いキャラクターに挑戦してみたい。

-軍隊生活の間、健康を維持できた秘訣は?
ソン・スンホン:規則正しい生活を送りながら自然と健康を取り戻せたようだ。入隊したてのころはずいぶん肉がつき、軍隊での食事もおいしく食べた。冗談で“軍隊体質”ともよく言われた。

-軍隊生活の写真展を開催した理由は?
ソン・スンホン:写真展に対し心配がなかったわけではない。海外からいらした方に何を見せてあげられるか悩んだ末、普段見ることができない姿を見せようと、軍隊側の了承を得て開くことになった。意図とは異なってしまい、個人的にもファンに対しても残念に思う。批判する意見があれば受け止め、直していきたい。

-入隊前と後で最も変わった点は?
ソン・スンホン:入隊前は何でもやりたい通りにしていた。軍隊で生活する間、社会で好きに過ごすことができた自分が懐かしかったが、節制生活を通じ強くなった。よく口にされる、男は軍隊に行ってこなければならないという言葉の意味を実感した。軍隊生活が自分を成熟させるきっかけになったと思う。


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