「Apeace」
「Apeace」
2010 年に結成された身長 180cm 以上のスーパージャイアントアイドルグループ 「Apeace」。21 人でデビューし、東京・恵比寿の専用劇場での ロングラン公演を終えて、2014年7月から15人体制となり、現在は 活動休止中、入隊中のメンバーを除き、11 人で新たな歴史を創り出している。そんな「Apeace」が6月25日(土)、東京・山野ホールで「Apeace SHOW CASE ‐I Love You‐」を開催した。

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 この日のイベントでは8月24日に発売されるニューシングル「I Love You」の披露、そして今回初公開となる「Apeace BAND」のステージもあると予告されており、定期公演とは違った内容でファンたちの期待を集めていた。

 暗くなったステージに「Apeace」が登場すると、メンバーの名前を呼ぶファンたちの声が響く中、生バンドの演奏により「HERO」がスタート。ボーカルの5人は花道にスタンドマイクで、パフォーマンスの6人はステージでダンスを踊るという新しい構成で、1曲目からパワフルなダンスとハイトーンのボーカルで会場を熱くし、ショーケースの幕開けを飾った。

 ファンにあいさつをした後、生バンドと共に披露した「VEIL」では一曲目とは一転、ピンクの光に照らされてセクシーな雰囲気から始まった。男性的な力強いダンスを封印してボーカルだけに集中させるバンドとのステージで、特にサビでは爆発するような強い歌声で原曲とはまた違った雰囲気で会場を魅了した。

 ここまでのステージを見たMCのAKIは、「『Apeace』のステージはカッコいい!女の子だったら好きになっちゃいそう」と話したが、「みんなカッコいいからまだ誰か一人は選べない」ということで、トークコーナーではメンバーがお互いの魅力を紹介することに。

 早速ソンホが「ヨンウクは目が小さいです(笑)」と話すとすかさずヨンウクも「ソンホさんは顔が…(大きい)」と反撃。そしてメンバーから「ナルシスト」と言われたウォンシクは飲んでいた水を吹き出して笑いを誘い、「鏡の前で1時間は当たり前」と暴露されるとソンホが「ヨンウクも自分の目を探すのに鏡の前に1時間います」と打ち明け、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 ウォンシクはジュンシクについて「僕が疲れていたり忙しいとき、横にきて飲み物とかをさりげなくくれることがあるんです」と優しい一面を紹介した。しかし続けて「でもそれを利用して…(笑)『カッコいい!』と褒めたらいつも買ってくれるようになった(笑)」と話すとまたまたファンたちは爆笑した。

 この日、最も注目を集めたのは初披露となった「Apeace」メンバーによるバンドのステージだった。ボーカルはワンチョル、ベースをドゥファン、ギターをセヒョン、ドラムをゴンヒ、キーボードをJ.Dという「Apeace BAND」を結成したのだ。初の試みで「Just Once Again」を軽快なドラムサウンドと美しいキーボード、さらにそれを支えるベースとギターにワンチョルの美声がマッチして、これが初披露とは思えないほどの息の合ったステージを完成させた。この日のために長い間練習を重ねてきたというメンバーの熱のこもった姿にファンたちも大きな歓声を送った。ステージを終えたドゥファンは「ワンチョルがまだ何も決まっていないのに、前にステージで『僕たちいつかバンドやります!』って言っちゃったんですよ(笑)その時僕は何も楽器も持ってなかったですし…その時からプレッシャーを感じながら一生懸命頑張りました(笑)」と明かすとワンチョルは「そんな僕の言った通りにやってくれる4人は優しい。だから僕は生きていきます!」と話すとファンからは大きな拍手が沸き起こった。またJ.Dは「兄さんたちが僕の意見をすごく取り入れてくれたり任せてくれて、兄さんたちともっと仲良くなれたと思う」と笑顔で話した。

エレキギターに初めて挑戦したというセヒョンも「J.Dはいろんな楽器ができるし、すごくバランスがとれる子」とJ.Dを褒めた。AKIから「J.Dくんから見てこの人はできてなかったなって人は?」と意地悪な質問をされると、「はい!その人は僕です(笑)」とゴンヒが自己申告。「ドラムはスナップが大事なんですけど僕はまだスナップができなくて…手の筋肉がムキムキになりました」と笑った。

 また今回はステージ中央にある花道をランウェイにし、メンバーたちがこれまでの「Apeace」のさまざまな衣装を着て登場するというユニークなファッションショーコーナーもあった。高身長で抜群なスタイルのメンバーたちがまるで本当のファッションモデルのようにウォーキングをする姿にファンたちの視線は釘づけに。中盤ではソンホがソロで「Sky Fall」を妖艶な歌声で披露し、ランウェイに他のメンバーが登場したり、爽やかなブルーのジャケットでのランウェイではメンバー同士で腕を組んだりとキュートな面も見せた。

 最後にニューシングル「I Love You」の真っ赤な衣装で全員がステージに登場すると会場は一層盛り上がりを見せた。ヨンウクが「好きな人にストレートに気持ちを伝える曲」と説明した新曲は、ラブリーな歌詞と覚えやすい振付が特徴的だ。

 早速ファンたちも一緒に振付を真似ながらステージを楽しんでいた。熱いステージを披露した後は曲名にちなんで好きな女性にどのように気持ちを伝えるかという話題に。

 AKIが「僕は言葉よりキスからいきますよ」と話して会場を盛り上げると、ワンチョルが「それ僕と同じですね(笑)」と話してファンを笑わせた。続けてAKIから「でもキスした後女の子がえっ、これ何?って戸惑ったらどうする?」と聞かれるとワンチョルは「『キスです』って言います」と話し「それは分かってるよ(笑)」と突っ込まれる天然ぶりも発揮。

 またJ.Dは「観覧車の一番上に到達したらそこで彼女の耳にイヤホンをさして彼女のためだけに作った曲を聴かせる」、スンヒョクは「人の多いところで着ぐるみを着て彼女の前に現れて、ひざまずいて指輪を出した時着ぐるみの頭をとってプロポーズしたい」などロマンチックな理想を告白した。

 ショーケースの後半は11人そろっての歌とダンスで「VEIL」、「千年の誓い」などで盛り上がった。ウォンシクは「今日は楽しかったです。新曲は皆さんと踊れる曲になっているので、イベントや定期ライブでも一緒にやってもらえると僕たちも力になりますし、もっとファンの皆さんと楽しいライブができるのではないかと思います」と笑顔を見せた。

 ラストの「Volume Up」では客席にメンバーたちが降りていき、ファンたちと笑顔で目を合わせながらハイタッチをするなど、最高潮のままイベントを終えた。公演の後は特典会でもう一度ファンたちと触れ合った。

 生バンドとのステージ、そしてメンバー自らが楽器に挑戦してバンドを結成するなど、デビュー5周年を迎えて多くの才能を見せてくれている「Apeace」。これからもどんなことに挑戦し、新たな魅力を見せてくれるのか益々楽しみだ。


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