韓国ドラマ「野王(ヤワン)」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
■一発の銃声で幕を開ける
最愛の女性に裏切られて復讐に燃える男ハリュ(クォン・サンウ)。自らの野望の果てに大統領夫人にまで上りつめた女性ダヘ(スエ)、そして本当の愛を知らない巨大財閥の御曹司ドフン(ユンホ)。
3人の運命が交錯する、哀しくも激しい愛と復讐の物語が『野王』である。
捜査チームのハリュは、青瓦台(大統領官邸)に未曾有の押収捜査に入る。大統領夫人のダヘが、ハリュに銃を向ける。ダヘは、自分の部屋に招き入れたハリュに対して、愛情と裏切り、憎しみと憐みに満ちた切ない涙を流す。やがて、青瓦台に一発の銃声が響き渡ったのだが……。
■ハリュの復讐が始まる
大統領官邸の警備は厳重であり、青瓦台への出入りは厳しく制限されている。その中でも大統領夫人の部屋は特別な領域となっている。
過ぎし日に愛し合った2人が対立して、行き違った運命に終わりを告げるべく銃声を響かせる。
振り返れば、ダヘは結局、自分の夢を実現する。一方、彼女のせいで全てを失ったハリュは憎悪の復讐に燃える。
となると、序幕での銃声は何であったのか。
まさに、謎に包まれている。
この作品について、制作関係者は次のように語っている。
「このドラマは正統的な恋愛ドラマの基本的な組立てに、緻密な推理構造が加味されているため、視聴者が簡単に結末を類推するのは難しいはず。イ・ヒミョン作家が多くの反転と伏線を敷いているので、ますます興味深いストーリーになるでしょう」
確かに、二転三転する物語は、とても面白い。
■豪華なキャスト陣
財閥二世ペク・ドフンに起用されたユンホは、ヒロインのダヘと運命的な恋に落ちる役を任された。
ドフンは、財閥の会長を父に持ち、何不自由なく成長するが、本当の愛を知らずに育つ。しかし彼は、ダヘと出会うことで初めて愛情というものが芽生え、愛に対する考え方がすっかり変わってしまった。
ダヘに敵意をもつ実姉との複雑な関係に苦しみ、ハリュに嫉妬心を抱くドフン。物語の中でも重要な役どころをユンホが見事に演じている。
また、ペク・ドフンの姉であるペク・ドギョンを演じるのは、『美男<イケメン>ですね』でテギョンの母親役を好演したキム・ソンリョンだ。
ドフンとダヘとの結婚に反対するソンリョン。彼女は、ハリュに熱い思いを抱き、彼の愛情を得たいと心から熱望する。
作中では、キム・ソンリョンの激しい感情をむき出しにする演技も際立っている。さすがの実力派女優というところだろう。
このほか、ハリュが働くホストクラブの客として、クォン・サンウの妻であるソン・テヨンがカメオ出演しているのも見逃せない。
■ユンホの演技に注目!
最後にもう一度、ストーリーを見てみよう。
大統領夫人ダヘに買収疑惑が生まれ、大統領府“青瓦台”に検察による家宅捜索が入る。
そして、官邸に一発の銃声が響き渡った……。
ときは12年前、装蹄師を目指して牧場で働くハリュが登場する。彼は、弟分の依頼で借金の取り立てに向かう。そこで、7年前に孤児院で一緒に暮らしたダヘと再会する。
美しく成長したダヘとハリュは愛しあうようになる。
しかし、人には決して言えない秘密を持ったまま2人は過ごしていた。
ときは過ぎ、大学生となり就職活動を始めたダヘ。憧れの大企業の面接に行く途中、満員電車の中で大事な靴を片方失くしてしまう。引き返すこともできず、ダヘは裸足のまま面接を終え失意のどん底に陥る。
しかし、失くしたはずの靴を持った男が現れる。それは大企業の若き御曹司、ペク・ドフンだった。
このドフンを演じるユンホの演技がいい。彼が俳優としても一流の演技力を持っていることがよくわかる。ファンにとっても、楽しみなドラマであろう。
文=「ロコレ」編集部
(ロコレ提供)
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