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韓国の建物(ビル)の大部分は、耐震性能が備わっておらず、M6.0以上の地震が発生した場合、人命被害は膨れ上がると予想される。
13日、韓国気象庁によると、ことし1月から現在まで韓国で発生したM2.0以上の地震は54回。1980年代の1年の平均回数は16回だったのに比べて、頻度は大幅に増加している。2010年は5回未満だったM3.0以上の地震も、2013年には17回まで増加。ことし下半期に発生したM3.0以上の地震は8回に達した。
専門家らは、地震による被害拡大を抑えるために、「やはり耐震設計と関連した規定強化が必須だ」と指摘している。
しかし、”地震安全地帯”と言われていた韓国において、建物の大部分に耐震設計が適用されておらず、地震発生時には被害が拡大する可能性が非常に高いのが現実だ。
建設業界の関係者は「国内で地震による被害が発生した事例がなく、建築物の耐震設計と関連した規定がゼロ(無い)に等しいのが現実」とし、「耐震設計の適用対象から除外される3階、500平方メートル未満の建築物は、大部分が住宅や工場として活用されているが、M6.0以上の地震が発生した場合、崩壊する危険性が高い」と指摘している。
これら意見に対して、韓国国土部の関係者は「専門家らとシュミレーションした結果、耐震設計が適用されていない場合でも、既存の建物の場合、M5.5までは耐えることができる、と把握された」とし、「歴代最大規模であるM5.8の地震で、一部建物に亀裂が見つかっているが、倒壊した建物がなかった点は、これ(シュミレーション結果)を傍証したことになる」と説明した。
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