23日、北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は咸鏡北道のある消息筋を引用して「今回の水害で一般住民はもちろん、豆満江(トゥマンガン)沿岸の数百人の国境警備隊の兵士が死亡したり行方不明となった」とし「特に豆満江の岸ごとに位置する小隊の兵室が急流で崩れ、室内で寝ていた兵士人らが全滅した」と伝えた。
また消息筋は「小隊ごとに2人の歩哨兵のみ残しておき、30人の兵士すべてが兵室で睡眠中、突然急流に巻き込まれ死亡した」と述べた。
消息筋は、このように大きな被害が起きると人民武力省の責任幹部らまで事態把握のために現場を訪れたうえ、警備隊軍人や軍内企業所、共同農場教導隊まで総動員した捜索作戦が広げられていると述べた。
その一方で消息筋は「幹部は行方不明の兵士より、行方不明となった武器弾薬を探すのによりあくせくしている」とし「住民らは『武器探しに最善を尽くせ』という指令に対して『死亡者と行方不明者に対する対策は眼中にもない』と不満を表している」と伝えた。
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